サッカー通としても知られる明石家さんまが、カタールW杯での日本代表の敗退について言及したところ、一部から不快感を覚えたとする反応が寄せられている。
日本は、強豪国ひしめくグループEに入ると、戦前の予想を覆す活躍でドイツとスペインを撃破。勝ち点6で首位突破を果たすも、決勝トーナメント1回戦で対戦したクロアチアとのPK戦に敗れ、惜しくもベスト16で大会を終えた。
悲願のベスト8入りは叶わず、ファンとしてはまだ知識が浅い「ライト層」のW杯熱はややトーンダウン気味に。これを良しとせず、「お前ら、もうW杯終わったと思ってない?」「W杯はベスト16からやで」と語るのが、12月10日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBS)に出演したさんまだった。
12月9日よりベスト8のゲームがスタートし、いよいよW杯も佳境に突入したが、さんまは共演者に対し「君ら、テンション終わってるよね。昨日からベスト8やからな。お前ら、見てないやろ?」と指摘。続けて、「ブラジルと日本が(ベスト8で)やってた可能性があるんですけど、でもボッコボコにされてた可能性がある」と、ブラジルの強さを語ると、「もうスペインも消えたし、日本の予選グループのチームは全部消えてますから。ベスト8にどこも入ってないという状況や」と改めて世界との差を強調した。
また、12月3日放送回では、日本中がドイツとスペインの撃破を喜ぶ中、「皆、大きな声を張り上げて『勝ったんですよ』って言ってますけど、コスタリカには負けてるんですよ。それをお忘れなく」とコメント。2戦目に敗北を喫したコスタリカ戦を引き合いに出し、冷静な論評を展開していた。
「ほかにも、日本対スペインの試合を『ドイツのユニフォームを着て観てた』とも告白するなど、海外サッカー好きのさんまらしいスタンスではありますが、水を差す言葉の連発に拒否反応も上がっています。若い頃からサッカーを趣味とし、主に海外の試合を観戦してきたさんまは、心のどこかで“ニワカファンと一緒にするな”との思いがあるのか、斜に構えたような発言が多いのが特徴。今大会でもそのマウント気味な論調が続いています」(テレビ誌ライター)
一部サッカーファンからは《さんまさん、サッカーに関しては残念》《ハッキリいって不快な発言》《こういう行き過ぎた海外サッカー信仰はウンザリ》との声が。
トーク番組では日本のお茶の間に爆笑を届け続けているさんまだが、ことサッカーの話題においては、敬遠されがちというのが実状のようだ。
(木村慎吾)