彼とどんなに話し合っても、意見が違うとだんだん疲れてきますよね。かといって、何でも彼の意見に合わせるのもストレスに……。そこで、彼をカンタンに説得できる心理テクニックを伝授しましょう。さっそく使ってみる!?
■理由を話してからお願いしてみる
人は不思議なもので、ただ「こうしたい」と言われるよりも「○○だからこうしたい」と言われるほうが、「願いを叶えてあげよう」という気持ちになるようです。なので、何か理由を伝えてからお願い事をしてみてください。お願いは、小さなものでもかまいません。例えば、「クリスマスには立川のイルミネーションを見たいな」と話すより「私ね、昔からキラキラしたライトを見ると胸がキュンとしちゃうの。クリスマスには立川のイルミネーションを一緒に見たいな」と話してみてください。実現の可能性が高まりますよ。
■天気がいいなら屋外で話す
今すぐ彼を説得したい!というときなら話は別ですが、そうでないなら少し余裕をもって計画してみるといいですよ。そして、天気がいいときに屋外で話すのがオススメです。アメリカの環境心理学者W・グリフィットによると、ゆったりとした空間のほうがお互いの好感度がアップするのだそうです。また、屋外では五感への刺激が多くて、私たちの注意力は拡散されてしまいます。これをディストラクション効果といい、こうした環境ではしっかりと相手の話を聞かなくなって受容度が高まるのです。よって、屋外はなかなかイエスをもらいにくい案件を話すのに適しているのです。
■立って話すより座って、それよりもっと楽な姿勢で話す
ミズーリ大学のリチャード・ペティ教授は、姿勢と説得の効果についての実験を行ないました。その結果として、姿勢が楽になればなるほど説得を受け入れたというのです。立っているより座り、座るより寝そべるほうが説得されやすい。しかも、テーブルに寝そべるよりもソファに寝そべるほうがグンと説得力が高まるそうです。なので、自宅でもカフェでも、何か大事なことを話すときには、ゆったりめのソファで話すほうがいいようです。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。