2016年公開の映画「断食芸人」以来、足立正生監督が6年ぶりにメガホンをとった映画「REVOLUTION+1」が、12月24日から公開されることが決まった。
上映されるのは、神奈川の横浜シネマ・ジャック&ベティ、大阪の第七藝術劇場、愛知の名古屋シネマスコーレの3館。公開初日の24日は、愛知と大阪で、翌25日には神奈川での舞台あいさつも決定した。
上映に先立ち、12月14日には東京・日本外国特派員協会で記者会見が開催され、主演のタモト清嵐、プロデューサーの藤原恵美子氏、足立監督が出席。「REVOLUTION+1」は、安倍晋三元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者をモデルにした主人公・川上が手製の銃で凶行に至るまでの人生を獄中からの回想形式で描いている。
足立監督は「事件を起こした彼にまつわることを、いわゆるドキュメンタリーで撮るんではなくて、むしろ事件の第一報を聞いてからの私の思い、彼(山上容疑者)に対する評価そのものを映画にしたかった」と今作の制作に至った経緯を説明した。
「今作は、宗教が絡んだ問題作ということもあり、上映してくれる劇場は3館のみです。今作の関係者は、都内での上映も望み、積極的にアプローチしましたが“暴動が起こったら怖い”との理由で、断られたそうです」(映画関係者)
問題作と言われてはいるが、今作の関係者によると「ある家族のファミリーストーリー」だという。上映後、どのように評価されるのか気になる映画だ。