12月18日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、夫の北条義時(小栗旬)に毒を盛る3番目の妻・のえを演じた菊地凛子に厳しい声があがっているようだ。
「鎌倉殿の13人」には、9月4日放送の第34話「理想の結婚」から登場。最初から「裏表のある女性」として描かれていたことから、史実と照らし合わせて「義時に毒を盛るのではないか」と予測されていたがその通りとなった。
医者から身体的に衰弱した理由が「毒」と説明された義時は、のえの顔を見ながら「毒を盛ったのはお前だ」と指摘。最初はとぼけるのえだったが「あら、バレちゃった」と軽い感じで認め、「北条泰時の嫡男は政村(新原泰佑)です」と自身が出産した子に家督を継がせようとしない泰時に恨みをぶちまけた。
執権としての威信に傷がつくことを理由に離縁はしないが、「二度と私の前に現れるな」と義時から言われたのえは、「もちろん、そうさせていただきます。死に際は大好きなお姉さまに看取ってもらいなさい」と捨て台詞を吐き捨て、退場するかと思いきやクルリと振り返り、毒は義時の親友である三浦義村(山本耕史)に相談して入手したと告白。「頼りになるお方だわ」とまさに毒を吐いてからの退場となった。
「ネット上では、菊地が『鎌倉殿~』で演じたのえに対し、『あの演技は最後まで疑問』『大女優みたいな扱いをされる人の演技ではないと思った』と指摘する声があがっています。『あら、バレちゃった』と現代風な受け答えをしたのは、そういう演出が求められてのことだったのでしょうが、『軽々しく薄っぺらいのえ』を演じたことで、世間からは演技下手のイメージが持たれてしまったようです」(女性誌記者)
映画と違い、多くの視聴者から批判の声がすぐにあがるテレビドラマ。せっかくの大河出演も、菊地の商品価値が大幅アップとはならなさそうだ。