子どもたちが屋外を裸足になって自由に駆け回る機会をつくれていますか?
発達や運動能力の向上、疲労回復をサポートする足裏への刺激は、大人も子どもも積極的に取り入れたいものですが、環境や季節によっては思いっきり裸足で走り回る経験をさせてあげられないケースも多いですよね。そんな場合は、自宅で実践できる次のような「足ツボ遊び」がオススメですよ。
■一緒に足ツボマットに乗る
足ツボマットなら“乗るだけ”で手軽に足裏を刺激することができます。足ツボマッサージ用のマット以外にも、バランス感覚や敏捷性、足指の力を鍛えることを目的とした突起のある足育マットを活用するのもよいでしょう。大きさや形によって刺激の強さが異なりますから、痛がり過ぎずに楽しくマットの上を歩けるものを選びましょう。親子で一緒にマットに乗って、足踏みをしあって遊びましょう。
■ゴルフボールを足下でコロコロ
足ツボマットに乗るのと同じように足裏を刺激できるのが、ゴルフボールなど小さくて硬いボールを足の下に置いてコロコロと転がすことです。バランスを崩して転倒すると危険なので、慣れるまでは椅子に座った状態で取り組みましょう。立って行う場合も、片足ずつにして転倒を防いでください。足を使ってボールを動かす必要があるので、足裏への刺激と同時に足の筋肉をほぐして鍛える効果も期待できます。コロコロマッサージだけでなく、ボールをパスし合ったりするなど遊びを発展させると楽しいですよ。
■タオルギャザー競争
足裏の筋肉をしっかり鍛えることができるのが、足の力だけでタオルや手ぬぐいを手繰り寄せる“タオルギャザー”です。競争相手がいると本気で取り組め、筋力アップを実現しやすくなりますので、ぜひきょうだいや親子での競争を楽しんでください。タオルや手拭いを床に広げ、いちばん手前に足を置き、足指でタオル(手ぬぐい)をつかんで手繰り寄せていきます。タオル全体をすべて足の後ろまで手繰り寄せたらゴールです。片足チャレンジも、両足チャレンジも楽しめますよ。
親子で一緒に取り組めば、親子のコミュニケーションタイムを豊かにするきっかけにもなりますよ。足裏への刺激が足りないなと感じたら、ぜひ実践してみてくださいね。
(Nao Kiyota)