今年のお金の使い方に反省点がたっぷりある人ほど、年末年始のうちにしておきたいのが“マネーチェック”です。お金の流れの改善は現状の把握なしには進みません。「いつも忙しさを理由にお金の管理から目を逸らしている……」という方は、最低限、次のようなことだけはチェックして来年度に生かしましょう。
■現金残高(貯蓄額)をチェック
自宅にある現金や口座に入っている現金など、お金を複数の場所に保管している場合は、それぞれの残高をチェックしましょう。手元にあるお金は数え、口座に入っているお金は記帳したりネットバンクで確認したりすれば、すぐに見える化できます。年末年始は取引ができなくても、記帳はできるATMが多いですよ。
■資産額をチェック
株や投資信託などの資産がある場合は、同様に資産額をチェックしましょう。もちろん、現時点での時価総額でOKです。下がっている場合も上がっている場合も、現状の資産がどのくらいあるかを把握しておきます。
■去年の現金残高・資産残高との差をチェック
現金や資産額を確認したら、去年の年末年始の現金・資産額も同様にチェックしましょう。通帳やネットでの取引履歴を確認すればOKです。確認を終えたら、現時点での現金・資産額の合計と比べて差を出してください。これで分かるのが、この1年間でどのくらい現金や資産を増やすことができたかです。目標や野望通りに順調に進んでいるかが一目で確認できますよ。
毎日毎月細かく確認することは難しくても、1年ごとの推移を1年に1回チェックすることなら休暇を使って取り組みやすいです。どのくらいお金や資産があるか、増えたかを知ることで、新しい1年でどうやりくりしていきたいか、目標がみえてくるはずです。「1年に1度くらいは目を向けなければ……」と思っている方は、ぜひ実践してみてくださいね。
(Nao Kiyota)