恋をするとき、相手に惚れるのと惚れられるのとではどちらが好きですか?
自分から愛したいという人もいれば、愛されたいという人もいるでしょう。ただし、心理学的には相手に惚れさせるほうが優位に立てるのです。逆に、惚れ過ぎてしまうと傷付いてしまう可能性が高くなります。それはなぜなのでしょうか。
■最小関心の法則
心理学に、最小関心の法則というものがあります。これは、「関心が小さい人が関心が大きい人を支配する(主導権を握る)」という原理です。つまり、相手があなたに関心をあまり持っていなければ、相手の方に主導権を握られてしまうということなのです。
■相手に尽くし過ぎていない?
好きになると、相手に対する関心は強くなりますよね。そうすると、相手に好かれようと必死になり、高いプレゼントを買ってあげたりご飯を奢ってあげたりしてしまうかもしれません。または、相手の好みのタイプになろうと必死に努力して、すべて相手に合わせてしまう人もいるでしょう。
これが尽くし過ぎの状態です。恋愛は対等な人間関係のはず。あなたの気持ちばかりが強くなってしまうと、相手からの見返りがないことに悲しくなったり怒りを覚えたりしてしまうことになりかねません。
■惚れた人との恋愛を長続きさせるには?
自分から惚れて付き合った場合、恋愛で振り回されてしまうことがあります。そうならないためのコツは、あまりに追いかけ過ぎないこと。人と人との関係ですから、押したり引いたりのバランスが大事です。あなたばかりが相手に愛情を注ぎ過ぎるのではなく、相手からも愛情を注いでもらえるよう、たまには少し冷めた対応も必要です。
“惚れたら負け”の恋愛なんて寂し過ぎますよね。相手に尽くすだけ尽くして捨てられる、なんてことがないように気を付けてくださいね!
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。