1月11日にスタートする女優・門脇麦主演のドラマ「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ系)。タイトル通りオーケストラを舞台としたドラマで、門脇にとってGP帯の連ドラ初主演となる。
門脇が演じるのは元天才バイオリニストで今は役所に勤める公務員・初音。名門オーケストラとの共演も果たしてきたが、ある理由で音楽業界を去ることに。しかし、変わり者マエストロの常葉朝陽(田中圭)に強引に巻き込まれ、ポンコツ交響楽団を一流オケにする羽目になるという一発逆転音楽エンターテインメントだ。
門脇は「天才に見えるか不安ですし、ヴァイオリンの練習も大変ですが、それ以上に音楽のパワーを私自身も存分に浴び、皆さまにも明るいエネルギーをお届けできたらと思っております」とドラマへの意気込みを語っている。
役作りのためにヴァイオリンの練習を熱心に行ったという門脇の楽しみであり、息抜きと呼べる趣味が“野食”である。
「“野食”とは野外の食材を採って食べることで、山菜採りや潮干狩りや釣り、さらにジビエや昆虫食も含まれます。門脇は野食マニアで、父親がアウトドア好きという影響もあり、幼い頃から山で採れた野草や木の実などを食していたそうです」(芸能記者)
さらに門脇は「野食のススメ 東京自給自足生活」など野食に関する著書を多数出版している茸本朗氏のファン。2019年には番組「おしゃれイズム」(日本テレビ系)で茸本氏と共演し、同年7月には野食家が料理を持ち込んで集う「野食会」にも父と参加。ここではウツボのカレー、鯉のすり身を使ったシュークリーム、ミドリガメの唐揚げなど変化球すぎる料理が振る舞われたという。
昨年4月11日に配信された「文春オンライン」では、実際に門脇の父に「野食会」についてインタビューを行っており、「麦は何でも食べていた。セミやハチノコやカメ。『いちばん美味しい』って言っていたのはヌートリアの煮込み。ヌートリアは、沼地にいるカピバラみたいなげっ歯類ね」とのコメントも掲載されている。
「2017年に配信された『メシ通』で門脇はインタビューを受けており、『私は食事をするために生きているようなところがある』『家族全員が食べることが好きで、食事のためなら自分の時間も削るほど。睡眠時間が少なくても釣りに行ったり、野菜を育てたりと食を中心に家庭が回っていたんです』と語っています」(エンタメ誌ライター)
貪欲な食へのこだわりが、女優・門脇麦を形成しているのかもしれない。
(窪田史朗)