横溝正史の人気ミステリー「犬神家の一族」が今年4月、NHKの「スーパープレミアム」(BSプレミアム)にてドラマ化されることが発表された。NHKは同枠で16年に「獄門島」、18年に「悪魔が来りて笛を吹く」、19年に「八つ墓村」をドラマ化しており、満を持して犬神家が登場することになる。
主役の金田一耕助を演じるのは吉岡秀隆。事件の鍵を握る犬神家の長女・松子を大竹しのぶが演じる。吉岡は「悪魔が~」と「八つ墓村」でも金田一役を務めている。
「横溝正史の作品は何度も実写化されているので、多くの俳優が金田一耕助を演じています。有名なのは石坂浩二と古谷一行。吉岡の金田一は、石坂や古谷とは違い、独自のものになっていると評価されています。横溝作品の中では1位2位を争う人気の『犬神家』でどんな金田一を演じるのか楽しみです」(テレビ誌ライター)
吉岡の金田一が注目される中、別の意味で耳目を集めているのがNEWSの加藤シゲアキだ。加藤は18年にドラマ「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」(ともにフジテレビ系)で金田一耕助を演じたのだが…。
「実は、どちらも高評価とは言えませんでした。いや、悪いと言ったほうがいいかもしれません。中には『史上最悪の金田一』なんて声もありました。4月に吉岡の『犬神家』が放送されれば、同じ作品で直接比較されることになり、差がはっきりする。加藤は厳しい状況に追い込まれることになります」(芸能ライター)
カトシゲの金田一が放送された後、横溝ファンから「この作品はなかったことにしてほしい」という声も出たが、なにより加藤本人がそう思っているのかもしれない。