日本時間9月6日、第40回モントリオール世界映画祭でEXILE HIROが初プロデュースした映画「たたら侍」がワールド・コンペティション部門の最優秀芸術貢献賞を受賞した。あまり聞きなれない映画祭・賞だが、価値は高いのだろうか?
「カンヌ・ヴェネチア・ベルリンの3大映画祭に比べると知名度は低く、同じカナダならトロント国際映画祭ほうがよく知られています。ただ、モントリオールにはこれらの映画祭に出品しない個性の強い作品が集まります。最優秀芸術貢献賞は2013年の『利休にたずねよ』も受賞していて、芸術性が高いと認められた作品に贈られます」(映画ライター)
今年は映画祭開幕前日に複数のスタッフが辞任するトラブルもあり、開催が危ぶまれていたが無事開催となったという。
「3大映画祭に比べると世界的な知名度は低いものの、日本ではよく知られています。2008年の『おくりびと』がグランプリを受賞し、それを大々的に報じたことでモントリオールの名前が広く知れ渡るようになりました。毎年、なんらかの賞を日本映画が受賞していることもあって、知っている人は多いかもしれません」(前出・映画ライター)
「たたら侍」は2017年公開予定で、戦国時代を舞台に主演の劇団EXILE・青柳翔が武士を目指すストーリー。AKIRAも重要な役柄を演じている。
芸術性の高さについてお墨付きをもらった同作品。パフォーマーのHIROがどんな世界を描いたのか、公開が待ちきれない。
(笠原和美)