俳優・木村拓哉が1月30日放送の「ZIP!」(日本テレビ系)に出演し、2016年のSMAP解散騒動について振り返った。
同局・水卜麻美アナウンサーが“今話題の人”と対談する「MITO Meets」に登場した木村。テロップには「芸能生活36年の中で最大の転機」として、珍しく16年末のSMAP解散について口を開く場面が放送された。
木村は「やっぱり、その、グループ活動からソロ活動になったっていうのがいちばんいろいろなことを考えた」と語ると、「いろいろな人からの気持ちも‥‥それはプラスの気持ちもマイナスの気持ちもありましたけど、マイナスの気持ちを自分が受けた時に、『いやいや、ちょっと待ってくれ。聞いてくれよ、俺の話も』っていうので、(でも)なんか言いたくなくて。だったら、なんかもう、自分が一つ一つ、バラエティにしても、演じる現場にしても、マイクを持って歌ってみたりすることも、そういうことで半歩ずつでもいいから皆に感じ取ってもらえればいいっていう考えにはなってました」と、ネガティブな声には敢えて反論することはしたくなかったと振り返った。
SMAP解散をめぐる報道では、グループの育ての親とされる敏腕マネージャーの独立計画に対し、メンバー内で唯一反対したのが木村だったとされ、“ジャニーズ事務所残留派”を貫いたと報じられた。これが世の反感を買い、「SMAP解散の戦犯」「裏切り者」などと厳しい声が木村に寄せられることに。
「木村はこれまで、どのメディアや媒体からも、そうしたネガティブな論調について釈明や反論をしたことは一度もありません。その背景にあった正直な思いや、仕事に専念することでファンの理解を得ようとする姿勢などが明かされると、ネットには理解を示す声がある一方、『まるでほかの4人に対して言いたいことがあったかのような言い分』『それを言うなら、中居くんや新しい地図の3人も何も言ってないですよね。言える場所もない』『今さらって感じです。黙すると決めたなら、最後まで語らなくていい』『結局、仲間より家族を選んだんでしょ』など、冷ややかな反応もありました」(芸能ライター)
当時、木村が世間に聞いてほしかった具体的な「俺の話」の内容は気になるところだが、およそ6年越しの騒動への言及には、ファンの間でも見解が分かれる結果となったようだ。
(木村慎吾)