西島秀俊主演ドラマ「警視庁アウトサイダー」(テレビ朝日系)の第5話が2月2日に放送され、世帯平均視聴率は8.5%だった。
同ドラマの大枠の設定は、元マル暴の刑事・架川英児(西島)と、父の冤罪を晴らすため行方不明者の蓮見光輔に成りすまし警察に潜り込むエース刑事(濱田岳)、そして父は警視庁の副総監ということを隠している新人刑事・水木直央(上白石萌歌)の3人が、様々な難事件に挑むというもの。
なかなかにシリアスな設定なのだが、実は細部にわたり小ネタがちりばめられている。例えば、第5話で石野真子が演じたスナックのママ・小浜三代子の店のボトルの銘柄は「私の首領」。これは、1978年発売の石野のセカンドシングルの題名だ。また、水木は金田一少年の決めセリフをパロッたりしている。
そのせいか、視聴者からは「頻繁に入るギャグがウザくて、事件の筋が頭に入って来ない」「小ネタと本筋が一緒になっていて、その小ネタから証拠があがってきたりで、なんの話かわからなくなってくる」「シリアスとおふざけの温度差がひどい」など不評が目立つ。
「『私の首領』のボトル。いったい何人がわかったでしょうね。これまで、おふざけ場面に異論はあったものの、視聴率はそれほど下がりませんでした。ですが第5話は前回の9.9%からガクンと下がって、最低視聴率を更新。いよいよ視聴者から見限られたのかもしれません」(ドラマウオッチャー)
主要キャストをはじめ、優香、柳葉敏郎、石田ひかり、片岡愛之助、斎藤工など魅力的な演者が多いだけに「いい役者さんの無駄使い」と評されてしまうのも仕方がない?