スケートファン待望の2016-2017シーズンが、間もなく幕を開ける。期待の羽生結弦選手は昨年と同様、カナダで9月29日から10月1日まで行われる「オータム・クラシック・インターナショナル」が初戦となる。
「羽生選手は、足の甲のケガの回復しだいでは出場を見合わせる場合もあります。試合にならすためにも出たいところでしょうが、復帰してからまだ2カ月くらいであると思うと、無理をしてまでは出なくてもいいのではと思いますね」(スポーツライター)
期待を集めるもう1人、浅田真央選手は10月6日から始まる「フィンランディア杯」が初戦になるという。
「フィンランディア杯もオータムクラシックと同様、GPシリーズではなく、多くの選手に国際レベルの試合の経験と世界ランキングのポイントを得られる機会を与えるために設立されたチャレンジシリーズというISU公認の国際試合シリーズの大会です。チャレンジシリーズの試合での優勝者はGPシリーズの大会の補欠資格を得ることができるので、若手やGPシリーズに出られない選手たちにとっては重要な大会になりますが、近年、シリーズ初めの頃の大会は有力選手の調整の場としても使われます。浅田選手は過去、フィンランディア杯に出場したことはないはずです。第一級の選手を見られて観客は大喜びでしょうが、GPシリーズに出られない選手は一緒の舞台に立ててうれしい反面、優勝の可能性が低くなって残念でしょうね」(スポーツ紙記者)
羽生や浅田には、ぜひとも最高のシーズンを送っていただきたいものだ。
(芝公子)