IKEA内でお菓子やドリンクなどを販売している「スウェーデンフードマーケット」で販売していたパックのスープ。トマト味やマッシュルーム味なども売っていたのですが、今回選んだのは「ORGANIC BEETROOT SOUP」299円。内容量200g。カブみたいな真っ赤な野菜「ビーツ」のスープです。トマトやキノコのスープはよく見かけても、ビーツのスープはスーパーとかではなかなか見かけないし、トライするなら自分で作ったことのないスープでしょう。
裏面を見ると、名称:有機スープ、原材料名:有機野菜(有機ビーツ、有機じゃがいも、有機人参、有機玉ねぎ)、有機トマトペースト、有機菜種油、有機てん菜糖、食塩、有機米粉、有機香辛料となっています。すごい、なんか色々有機。原産国はリトアニアなので、おそらくリトアニア風のボルシチを有機野菜や有機の調味料で作ったもののようです。ちなみに1袋あたりのカロリーは98kcal。えっ、100kcalないの?と、そこにも驚きが。
温め方としては、このまま湯煎で約8分か、耐熱容器に移してラップしてレンチンか。どうせ器に入れて飲むんだから、今回はレンチンで3分ほど温めて食べることにしました。
まず開けて驚いたのは、意外と具がゴロゴロしている。トマトとビーツで赤く染まっているけれど、ニンジンやジャガイモなど野菜の角切りが結構入っています。パッケージの写真ほど鮮やかではないけれど、プラスで何かを足さなくてもいい感じ。そして袋もハサミを使わずにスッと開けられる。開けやすさ、器への移しやすさも合格点です。
レンチンで温まったところで一口! これが意外と甘い。といってもベタベタな甘さではなく、ビーツなど根菜たちから出るじわっとした甘みと、程よく有機てん菜糖がマッチした甘さだと思われます。改めてパッケージの裏面を見直すと、肉とか魚介類など、いわゆる旨みを出す動物性タンパク質は入っていない。ビーガン向けとは書かれていないけれど、そっち的にもOKなの? 有機野菜のおいしさだけで勝負しているのは驚きです。
ホッとするどこか癒しの美味しさは、勝手な想像ですが、リトアニアのお母さんが作る家庭的な味つけなのかも。オカンの味噌汁的なもの?と思えるほど、じんわりほっこりと美味しい。色からしてトマトっぽい酸味がきいているのかと思っていたのに、ホッとする甘いスープだったとは。リトアニア風に楽しむのであれば、黒いライ麦パンとか、蒸したじゃがいもと一緒に味わうのも良さそうです。
ちなみに1月購入で、賞味期限は10月。なのでまとめ買いして当分キープしておいても大丈夫。想像以上に美味しかった「ORGANIC BEETROOT SOUP」は、ビーツを食べたことがない人にもリトアニアの味に興味がある人にもオススメ。次にIKEAに行く際は、一緒に売っていたトマトスープやマッシュルームスープも買いたいと思います!
(ロドリゴいしざわ)