「この動画で少しでも多くの命を救いたいです。よければ、ボクと一緒に募金しましょう」
2月17日、ヒカキンが自身のYouTubeチャンネル「Hikakin TV」で寄付を呼びかけ、「これがYouTubeの正しい使い方」と称賛を浴びている。
ヒカキンが切り出したのはトルコ南部のシリア国境付近を震源としたマグニチュード7.8の大地震についてで、4万5000人以上の死亡が確認されている。
「ヒカキンは、20年のコロナ禍で1億円を寄付。『Yahoo!基金』と取り組んだ『コロナ医療支援寄付』では、自身の1億円も含めて総額3億円以上の募金を集めました。さかのぼれば、17年、九州南部を襲った大雨災害時や、18年の西日本豪雨時にそれぞれ100万円を寄付。また、オーストラリアで19年末から20年にかけて発生した大規模な森林火災の際には、3万3000オーストラリアドル(日本円で約300万円)を寄付しており、海外にも寄付の視野を広げています」(ネットライター)
ヒカキンは、例えばTポイントの1円でもいいと、スマホの画面を映し出して、寄付の仕方を丁寧に解説。視聴者からは、「人として尊敬する」「YouTubeをいちばん正しく使っている」といった声が相次ぐ。
昨今では迷惑動画や、謝罪動画など、炎上させて視聴回数を増やすことを目的としたYouTuberが多数見受けられる。結果、起訴され、YouTubeでの活動が休止に追い込まれるといった状況に、世間の呆れと不満が噴出している。
そんななかでのヒカキンの行動。レジェンドたるゆえんであろう。
(所ひで/YouTubeライター)