お笑いコンビ・バナナマンの設楽統が3月2日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)に出演。結婚当時の金銭事情を振り返った。
番組では、出演者による“攻めた”エピソードを披露し合う流れに。平成ノブシコブシ・吉村崇が4300万円もの超高級車「マクラーレン」の購入を挙げると、大久保佳代子は話の長い大物女優に「うっせぇ、ババア」と悪態をついた出来事を打ち明けた。
すると、番組MCの設楽は芸人としてのブレイクする前に身を固めた決断を振り返り、「ずいぶん前ですが、(銀行の)残高6000円でした」と明かしたのだ。これには、“破天荒芸人”の異名を持つ吉村も驚き、大久保は「正気ですか?」が聞くと、設楽は「正気です。何とかなります」と答えたものだった。三上真奈アナは「奥様が“攻めた”と思います」と語っていた。
「1994年からバナナマンとして活動してきた設楽が結婚したのは、駆け出し時代の99年。26歳の若さでした。何でも、まだ仕事も少なかったものの、バイトを頼らず芸人一本でやり始めた頃で、経済的に『ギリ』になっていた状況だったそうです」(芸能ライター)
多くの芸人はブレイク後に結婚の決断を下すようで、設楽も「めちゃくちゃ(結婚が)早いんだよね」と当時を回想したこともあるが、若くして結婚に至った理由は“風呂”が大きかったようだ。
「当時の設楽が住んでいたのは風呂なしの小さなアパートで、『いい加減、風呂がある家に住みたい』との希望もあり、『奥さんに引っ越しのタイミングで“一緒に住まない?”って言ったら、“じゃあちゃんとしないとね”って言われて、あれよあれよという間に』と、結婚を決断。また、夫婦で一緒に生活することで、“いいマンションにも家賃折半で住める”という点も魅力的に感じたといいます」(テレビ誌ライター)
結婚から5~6年が経過した頃には徐々に芸人としての仕事が増え始め、2012年の「ノンストップ!」MC就任で一気に大ブレイク。その後、「テレビ番組出演本数ランキング」上位の常連になると、17年には約4億円の大豪邸を35年ローンで購入したことを認めている。
貯金6000円、風呂なしアパート生活からの華麗なる大出世となり、“攻めた”妻の判断が正解だったと証明したのである。
(木村慎吾)