俳優の松田翔太が飛行機の離陸を30分も遅延させる騒動を起こしていたことがわかった。3月2日発売の「女性セブン」が報じている。
2月中旬、羽田から北海道の新千歳空港行きの飛行機に乗る予定だった松田だが、アウトドアグッズの持ち込みを巡り、空港係員との押し問答に発展。リフトのない雪山の頂上まで登り、そこから自然の傾斜をすべる「バックカントリー」を楽しむためにガソリンバーナーを持参していたところ、「これは持ち込めないので、この場で破棄するか、飛行機に乗らずにお持ち帰りになるかどちらかにしてください」と告げられたという。
テレビ誌ライターが言う。
「松田が利用した航空会社については女性セブンの記事では触れられていませんが、例えばANAの場合では、キャンプ用ガスボンベについては《コンロ部分にガスが残留していないことが確認できない場合には、機内へのお持ち込み・お預かりともにできないことがあります》との規定があります。おそらく、今回のガソリンバーナーもその類いに入るでしょう。女性セブンの記事によると、松田が持っていたのは新品で購入したキャンプ用のもので、中に燃料は入っていないと主張していたようです。しかし、バーナーの中にいっさい燃料が入っていないことを、その場で証明することができず、係員と意見が衝突した形です」
結果として、フライトは30分の遅延が発生。松田も予定していた飛行機には乗れず、何本か遅れた便で北海道に向かったという。
「北海道だけでなく、海外へ渡航することも多い松田ですから、どんな些細なリスクも見逃さない航空会社が火気器具の類いを原則禁止としていることはあらかじめ認識しているように思えますが…」(前出・テレビ誌ライター)
松田の所属事務所は同誌の取材に、「松田本人はトラブルではなく、航空会社の方々にご説明をしていた、という認識です。問題なのは、そのガソリンバーナーが新品かどうかを証明するものも手段もないことです。これは松田だけでなく多くの人が困る問題だと思います」などと回答しているが、
「ただ、危険か安全かを証明できないものを“危険”とみなされるのは当然の話でしょう。ネット上でも『どう考えても持ち込んだらダメってわかるでしょ』『常識ない人だね』などの呆れているような反応や、押し問答の末に遅延の影響を受けた他の乗客がかわいそうだとする声もありました」(前出・テレビ誌ライター)
松田にとっては不満の残る北海道行きとはなったが、今後は旅先に持参する荷物を十分吟味する必要がありそうだ。
(木村慎吾)