冨永愛主演ドラマ「大奥」(NHK)の第9話「八代将軍吉宗・水野祐之進編」が3月7日に放送され、世帯平均視聴率は5.0%だった。
若い男のみが罹患する、致死率の高い謎の奇病「赤面疱瘡」は、吉宗(冨永)の時代になっても収まることはなかった。猿の肝が効くのではないかとの情報に、一縷の望みを託したが失敗に終わる。
さらに、吉宗を悩ませていたのは、長女の家重(三浦透子)。彼女は、幼少時より持病があり、思うように言葉を発することができなかった。そのいら立ちを小姓に向け、酒と男に溺れる生活をしていた。
次々と家重の小姓が気の病になり職を辞す。紀州時代から吉宗に仕える加納久通(貫地谷しほり)は、かつて吉宗の小姓だった龍(當真あみ)を家重の小姓にと提案。龍は、家重の心の痛みを察知するばかりでなく、実は勉学に励み賢く、将棋の才があることを見出し、吉宗に報告する。吉宗は、家重のもとを訪れ、次の将軍は家重だと直接告げるのだった。
「今話でも、冨永の男前な演技が絶賛されましたが、家重を演じた三浦にも称賛の声があがりました。三浦といえば、2002年6歳の時に、飲料商品の“2代目なっちゃん”としてデビュー。演技上手な子役として活躍し、21年の映画『ドライブ・マイ・カー』では、寡黙な運転手・渡利みさきを演じ、翌年の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。吉宗と家重が心を通わせ抱き合うシーンに、視聴者は涙腺崩壊だったようです」(ドラマウオッチャー)
次回3月14日に最終回を迎える「大奥」。視聴者からは、早くもロスの声があがっている。