彼と親密になれるお部屋ってどういうものでしょうか?
それは……あまり斬新ではないお部屋なんです。シャープな色合いを避け、穏やかな優しさをテーマにインテリアも雑貨も選びましょう。キーワードは“やわらかさ”。やわらかいカタチや、まぁるい気持ちになれるものをテーマにしてみてください。
例えばテーブル。できれば四角より丸いテーブルのほうが、コミュニケーションを取りやすいといわれています。もし四角いテーブルを選ぶなら、角がちょっと丸くなっているのを選ぶといいですよ。きっちり直角なのはぶつかると痛いですし、心もトゲトゲしくなりやすいのです。
椅子は、固いスツールだと落ち着きません。背もたれのある、やわらかくて座りやすいものがオススメです。すぐに探せない場合は、手持ちのスツールに薄手のクッションや布を組み合わせるなど、座ったときの感触がソフトになるようにしてみましょう。
本棚などに陳列する、文房具や雑貨を入れるケース。できれば、プラスチックより紙や木などの自然素材でできたものを。同サイズで同デザインでも、プラスチック製だとゴツゴツとした手触りで見た目も無機質になりがちですが、自然素材のものは、俄然、心地よさを感じますし心も穏やかに過ごせます。お店で実際に見て、触れて、選んでみてください。ネットショップよりも、どれが自分のイメージに合うかがはっきり分かりますよ。
照明はまぶしい光のものより間接照明のほうが、コミュニケーションがうまくいきます。リーズナブルなものがたくさん売られていますから、いくつか購入して部屋の何ヵ所かに設置するといいですね。雰囲気ある空間を演出しましょう。
人の気持ちは部屋の細部に宿るものです。一つひとつよく考えてから購入すると、自然と居心地のいいお部屋に仕上がりますよ。価格じゃないんです。気持ちです。「こういう部屋を作りたい」という気持ちが、必ずそのお部屋の雰囲気を作り出します。
あなたは、彼とどんな時間を過ごしたいですか? どんな飲み物とお料理でお部屋タイムを楽しみたいですか? そんな理想をイメージしながら、インテリア術を磨いてくださいね。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。