自分の全身を鏡で見たときに、「反り腰」が気になる人はいませんか? 反り腰は腰が反った状態のことですが、これが過剰になるとヒップが後ろに下腹が前方にポッコリと突き出てしまいます。実は、反り腰は見た目だけでなく身体の内部に悪い影響が出ることもあるようなんです。
ボディケアリストである秋元美輝さんの著書「人生を変えるボディケア!」(ギャラクシーブックス刊)によれば、反り腰は下腹部に力が入りづらく、下腹がポッコリとせり出した状態になりやすいそう。さらに、肋骨周辺が圧迫されるので、呼吸が浅くなったり内臓が下垂したりしやすいのだとか。また、女性にとってはショックですが、脚に負荷がかかり続けることで前太ももが張り出し、ふくらはぎがパンパンな状態になってしまうこともあるようです。
柔道整復師である長島康之さんの著書「運動未満で体はととのう」(主婦の友社刊)によれば、反り腰で骨盤が前に傾くと、骨盤底筋群が弱まることで膀胱や直腸などの内臓を支える力も弱まるそう。女性は子宮脱になる場合もあるのだとか。また、女性にとっては、あらゆる不調のもとになるとも書かれています。
反り腰の影響って意外にも恐ろしいものですね。自分のカラダを改めてチェックし、悪いところがあればぜひ改善していきましょう。