松本人志が65歳での引退を宣言し、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)が終了してタモリの芸能界引退がささやかれるなど、なにかと大物芸人の引き際が話題になっているが、ビートたけしも3月27日放送の「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ系)で、引退を考えた瞬間を明らかにした。
この日の放送は3時間スペシャルで、番組後半ではスタジオを飛び出し、お好み焼き店でたけしと所ジョージ、明石家さんまがトークを繰り広げた。3人が食事会をするのは、意外にも初めてだという。
そんな慣れない状態が口を軽くしたのか、たけしは「所とさんまちゃんは俺と年が違う。俺はタモリのほう」と自身の衰えを明かし、「タモリを見ていると少し安心するんだよ。衰えたなぁって。俺も同じぐらい衰えてんだけど」と自虐ネタにしていじり出す。さらに「お茶でヤケドとかな。お茶の温度がわからないんだよ」と続けた。
すると「靴の紐を縛ろうとしたら一回転した時は俺、芸能界辞めようと思ったもん」とネタとも本気ともつかない、“引退を決意した瞬間”を明らかにした。
「結果、引退していないということはネタととらえて間違いないでしょう。しかし、一時的に引退しようと思ったのは本当なのではないでしょうか。このネタに所とさんまが笑わず、スルーしていたのが気になりました」(週刊誌記者)
3人のトークでもたけしの毒ガス口撃は健在。まだまだ芸能活動を続けてほしいものだ。