「ファインディング・ドリー」や「ONE PIECE FILM GOLD」などの注目作を抑え、夏の興行収入ランキング1位の映画「シン・ゴジラ」。同作において、日本政府のゴジラ対策チームを率いる主人公・矢口蘭堂を演じた俳優・長谷川博己は、数多くの名優を輩出してきた文学座出身で、故・蜷川幸雄氏の舞台などにも出演し演技力を磨いてきた。
「これまでアラフォー俳優では、西島秀俊や堺雅人、加瀬亮、伊勢谷友介らの活躍が目立っていたが、『シン・ゴジラ』の大ヒットで形勢逆転。アラフォー女性の間で人気急上昇中の長谷川は、いま最も旬な俳優のひとりです」(映画ライター)
9月24日にスタートするNHK土曜ドラマ「漱石の妻」では夏目金之助(漱石)役を、また、映画やCM出演のオファーも次々と殺到し、そのたびにさまざまな役柄を精力的に演じてきた長谷川だが、最近“ある作品”の出演オファーを断ったという。映画関係者が明かす。
「文芸作品を原作にした映画の主演の話がありました。この作品は、親戚同士の禁断の恋愛を描いた愛憎劇。共演相手は主に映画で活躍する30代の演技派女優で内定していたが、長谷川サイドが難色を示し辞退した」
長谷川といえば、2010年に放送されたNHKドラマ「セカンドバージン」で、女優・鈴木京香との過激な相愛シーンが話題となったが、2人は13年秋頃から“通い半同棲”が続いているという。今回NGを出した理由とは? 前出の映画関係者が語る。
「題材が題材だけに映画の資金集めが難航し、低予算の作品になりそうなんです。今や売れっ子の長谷川サイドはそういった事情も危惧したのでしょう。あるいは『セカンドバージン』を超えるシーンがあることで、京香に遠慮したのかもしれません」
出演作を見定めるのも名優の条件とは言われるが‥‥今回の長谷川サイドの判断が正しかったことを願いたい。