【らんまん】第1週の「次週予告」に異変?その違いに良作の予感が見えた!

 えっ、たったこれだけ? そう驚いた視聴者も少なくなかったようだ。

 4月7日放送のNHK連続テレビ小説「らんまん」第5回では、主人公の槙野万太郎(森優理斗)が母親のヒサ(広末涼子)を病気で失いつつ、その悲しみを乗り越えていく姿が描かれた。

 金曜日恒例の次週予告では、少し成長した万太郎の姿が。第1週では5歳の幼児だった万太郎だが、第2週では少年に成長。演じる小林優仁は、ドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)で主人公の息子・相良篤斗役を務めていたことでも知られている。

 その小林版万太郎が登場した次週予告では、視聴者から<チビ万太郎が二人目に!><成長したなあ>といった感想があがっていた。その一方で、その次週予告に違和感を抱く向きも少なくなかったという。

「私も『あれっ!?』と思ったのですが、今回の次週予告はわずか10秒間の短さでした。前作の『舞いあがれ!』や前々作の『ちむどんどん』では倍の20秒間となっており、翌週のシーンを時系列バラバラで見せていたもの。どんな話になるのかと期待を高める効果を生んでいました。それが今回は万太郎が少し大きくなる程度の感想で終わってしまい、消化不良の感も否めません」(テレビ誌ライター)

 今回の次週予告には、幕末の時代にはめずらしい頭もじゃもじゃの男も登場。映像だけでは誰なのか分からなかったものの、公式サイトと照らし合わせると学問所「名教館」の学頭である池田蘭光(寺脇康文)のようだ。

 第1週では、万太郎が名教館に通うことが示されており、どうやら学頭とは良好な関係を築いている様子。万太郎の人生にとって重要な人物になりそうな気配も感じさせている。

 その一方でわずか10秒間ほどの次週予告に、本作の今後が面白いことになりそうだと期待する声もあるという。それはどういったワケなのか?

「次週予告が20秒間だったここ2作品が世紀の駄作と批判される一方で、前々作の『カムカムエヴリバディ』は評価が高かったもの。では同作の次週予告が何秒間だったのかというと…その答えはなんとゼロ。今となっては意外ですが、『カムカムエヴリバディ』には次週予告がなかったのです。それゆえ、次週予告で多くを語らないほど、良作になる可能性が高いのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)

 果たして10秒間だけの次週予告というレギュレーションは翌週でもキープされるのか。もしくは20秒間に戻ったり、もしくはゼロになってしまうかもしれない。たった10秒間の違いが作品の出来を左右するのであれば、なんとも不思議な相関関係ではないだろうか。

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