お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が、3月31日に終了した「スッキリ」(日本テレビ系)の同月24日放送回で栃木県の「那須どうぶつ王国」からの生中継中に起こした“ペンギン池落下騒動”。当初謝罪をしていないことに疑問の声が上がっていた春日について、ニュースサイト「NEWSポストセブン」が新事実を報じたのは、4月5日のことだった。
同記事によると春日は内々の場で、誰よりも先に謝罪していたという。春日は落下騒動が起きた2日後の26日に那須どうぶつ王国に直筆の手紙を持参し謝罪。手紙には、関係者やペンギンへのお詫びの言葉が長文で綴られていたといい、園側も春日の謝罪を受け入れたとか。春日が謝罪の事実を明かさなかったのは“自分は謝った”と言える立場にないことや、謝って済む問題ではないことを理解していたためだという。
「ネット上ではこの記事に『誰よりも先に直接訪問して手紙も持っていって偉いよ』『何よりも謝らなければいけない相手(ペンギン)に一番に謝ったのね』など一転して高評価の声が続出しました。というのも、24日、ペンギン池でエサやり体験をする春日にスタジオの加藤浩次が『落ちるなよ』と“フリ”を続けると、春日はペンギンがいる池に計3回も落下。園がSNSで抗議声明を出して番組への批判があがると、土日を挟んで翌週の3月27日には加藤が番組で、日テレ社長が会見の場で謝罪したにもかかわらず、落ちた当事者である春日は“沈黙”したままでした。その後も別番組の生放送出演があったのに言及がなく春日への批判が殺到していただけに、実は真っ先に謝罪に行っていたという報道は、好感度を上げたんです」(芸能記者)
そこで指摘されているのが、ポストセブンの記事の情報源についてだ。同記事の情報源は実名では明かされていないが、
「おそらく那須どうぶつ王国の関係者からによるものでしょう」と話すのは、前出とは別の芸能記者。続けてもらおう。
「というのも、記事が配信される前日の4月4日に那須どうぶつ王国もリリースを出し、3月26日に春日と『スッキリ』の制作責任者が来園し、謝罪したと明かしていたんですが、これは記者が事実関係を園側に取材したタイミングと近いと考えられます。記事より前に園からの発表があったのは、春日からの謝罪があったのにそれを黙っていて春日への批判を助長したと誤解されないようにするためではないでしょうか。リリースでは、『当園はSNS等で個人への誹謗中傷は望んでおりません』とも表明している一方、ポストセブンの記事では、直筆の長文の手紙だったことなど謝罪の具体的な中身に触れられている。春日への炎上がこれ以上続かないようにとの園側の“配慮”も見え隠れしますね」
自分から「謝った」と強調できる立場にないために世間には沈黙していたとされる春日だが、時期が来たらどこかで今回の騒動についての率直な思いも聞いてみたい。
(柏原廉)