4月12日に放送された「めざまし8」(フジテレビ系)に、お笑いコンビ・EXITが出演。ここで、ベトナム人技能実習生への支援を行っている僧侶を取材した。
番組では「日本人が“ベトナム人いじめ”実習生語る」と題して、国内で問題となっているベトナム人実習生のいじめ問題について特集。EXITの2人は、埼玉県にある大恩寺で住職を務めるベトナム人僧侶・ティックタムチーさんを取材した。
コーナーの最後でりんたろー。は「(ベトナム人実習生は)それぐらい心に傷を負ってしまっているっていう、こういう現状があるっていうことをやっぱりたくさんの人に知ってほしいし、改善していかなきゃいけないなって思いましたね」と締めくくった。
「EXITの持ち味は“チャラ漫才”。自身のキャラクターを生かしたネタが売りで、女性ファンも多いのですが、最近は社会派にシフトチェンジしていて、コメンテーターとして頻繁に登場しています」(芸能記者)
EXITに社会派の兆候が現れたのは、2020年にAbema TVのニュース番組「ABEMA Prime」で報道キャスターに就任した頃。兼近大樹は「ニュース離れが進む若い世代、そしてジェネギャに苦しむパイセンたちをつなぐパリピになりてぇななんて夢見ちゃってます!」と意気込みを語っていた。
「『ABEMA Prime』内で発するコメントは反響を呼んでいます。2020年5月の放送回では、批判されがちな芸能人の政治的発言が話題に上ったんですが、兼近は『やっぱりタレントの方が発言すると、損のほうが大きいと思うんですよね。ボクらなんてのは特に』『でも、それをわかった上で“自分が責任を取る”という意味で発言するのは問題ないですね。知識がなくても、“自分がこうだ”と思うことは自由に発言していいと思うんです』と持論を展開していました」(芸能ライター)
兼近は過去に、「ワイドナショー」(フジ系)でも「むずいんですけど、勉強していないと参加したらいけないというのが政治じゃない。誰でも発言する、批判することは自由だと思う」とコメント。この時は、視聴者からは「EXIT兼近は、ちゃんと勉強してるし、発言もズバッとしてて気持ちよかった」「いいこと言うね。そうなんだよね、若い人たちも萎縮させないで、発言できる世の中にしないと」などの反響が寄せられた。
EXITの社会派へのシフトチェンジはまずまず順調のようだ。今後の展開に、大いに期待したい。
(窪田史朗)