豆腐や油揚げ、がんもどきなど、豆腐製品ってどれもやわらかくて噛み応えがなく、なんとなく物足りなさを感じたことはありませんか? そんな物足りなさをカバーすべく、新しい豆腐製品が誕生しました。その名も「GAMMO(ギャンモ)」です。
2023年3月7~10日に東京ビックサイトにて開催されたアジア最大級の食品・飲料展示会『FOODEX JAPAN 2023』で、このギャンモに出合いました。プロデュースしているのは、日本ソイフードマイスター協会。聞けば、伝統×フードテックの発想から生まれた新しい大豆食品で“進化系・ネオがんもどき”の意味から名付けられたのだとか。
代表理事の池上紗織さんによれば、「ギャンモは、昔ながらの豆腐と現代のフードテックで生まれた新しい大豆加工食品を組み合わせて作りました。噛み応えを出すことで、これまで豆腐製品が活用されなかったシーンでも使えるように仕上げています。また、いわゆる代替肉と呼ばれるものと活用シーンは似ていますが、代替肉ではありません。あくまで豆腐製品の延長線上で作りました」とのことです。
ブースで実際に試食しましたが、確かに噛み応えはありました。そして、がんもどきのようなジューシーさがありつつ、お肉のようながっつり感もありました。とはいえ、お肉の類似品というわけでなく大豆の爽やかさもあるという、これまでにない食感でした。
このギャンモ、2023年4月3日より第一弾プロダクトとしてエヌ・ディ・シーという会社から発売されます。今後、いろいろな飲食店でも導入が始まるようなので、ぜひ食べてみてくださいね。
FOODEX JAPAN 2023では、他にもこんにゃくとおからを使った「Deats(ディーツ)」や、あづまフーズの代替カニカマである「まるでカニカマ」など、植物由来の原材料を使用したプラントベースフードを多く見かけました。
今ではすっかり代替肉も浸透していますが、展示会での盛況ぶりを見ると、近い将来は食卓の“定番フード”にもなっているかもしれませんね。