女優・今田美桜が4月22日、連続ドラマ「ラストマン─全盲の捜査官─」(TBS系)の放送開始前の記者会見に出席。“無敵の特技”を披露しようとしたところ、主演の福山雅治から阻まれるひと幕があった。
同ドラマは、福山演じる全盲の人たらしFBI捜査官と、大泉洋演じる、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事が、“無敵のバディ”を組んで難事件に挑む痛快バディドラマ。今田は捜査支援分析センターの技術支援捜査官・吾妻ゆうきとして2人をサポートする、という役どころだ。
会見には今田のほかに福山、大泉ら主要キャストも出席。“無敵のバディ”にちなんで「自分が無敵だって思うことは?」という質問が出ると、今田は「白目が人より出る」と回答。会場の笑いを誘った。
これに大泉が「白目が人より出る?」と乗っかる。そのまま、今田が白目を披露する流れになりつつあるところで、福山が慌てて「それ、“やったらダメ”って言ったやつじゃん」と今田を制止。福山によると、今田の特技については「楽屋で聞いたことある」というのだが、今田の家族が心配するため「あんまりやらないほうがいいよ」と止めていたという。福山は報道陣に、「東京に行った娘がテレビで白目をひん剥いていたら、東京で何をやっているんだってなる。ただ、特技であることは認識していただければ」と今田に代わり、理解を求めていた。
ネット上ではこのやりとりについて、「今田美桜が白目しても全然ダメージなしだと思う。かわいいから」といった声もあったものの、「ドラマの内容的に、その特技で盛り上がってはいけない。障がいがある方を揶揄したり、配慮がないと言われてしまいかねない」「全盲の捜査官が主人公のドラマでこの特技披露は叩かれるに決まってる。福山はよく制したね」などの指摘も多かった。
「ネット民を含めて、多くの人が、完全に黒目を見えなくするように『白目を剥く』ことが今田の特技と思っていたようですが、おそらく実際の特技は『まぶたの可動域が広い』ということでしょう。これは昨年、ファッションブランド『ジーユー』のイメージキャラクターに起用された際のインタビューで本人が明かしていたもので、『人よりも、すごい奥までまぶたが開くんですよ』『(まぶたの)上がすごい開いて、(黒目の)上の白目がすごい見えるなっていうのが最近気付いて』と語っていました。今田は2月27日に開催された映画『わたしの幸せな結婚』公開直前イベントでも“特技”を披露。まぶたを大きく開け、黒目の上の白目部分をファンに見せていました。目を大きく見開くだけですので、実際にやっても大丈夫だったかもしれません」(芸能記者)
ただ、わずかでも炎上の可能性のある言動を抑えた福山の判断は、主演俳優としては当然のことだったろう。
(柏原廉)