2014年6月から不定期で始まり、現在は毎週日曜夜7時から放送されている「バナナマンのせっかくグルメ」(TBS系)。バナナマンの日村勇紀が全国各地に出没し、地元の方が推薦する料理を食べるグルメバラエティ番組だ。
相方の設楽統がスタジオで日村のロケを見ながら感想を言うスタイルで、そこに日村も絡むこともしばしば。
「やはり、日村の性格の良さが画面から伝わってくるのが好感を持たれているのでしょう。もともと苦労人だけに人間的にも素晴らしく、彼を悪く言うようなスタッフはいません」(バラエティ担当デスク)
デビュー当時は身長170センチで体重62キロだったのが50歳になった今は96キロにもなり、完全な肥満体型である。血圧も最高が200を超え、下が170近辺なんていうこともあったそうで、健康診断で医者からは「痩せないと死んじゃうよ」と警告されていたという。
「ロケを見ていると、1日に3食以上とっている時もあって驚きます。とんかつや焼肉、そして寿司やうなぎなど、地元の方が推薦するグルメは豪華なものが多くて、おのずと高脂肪で高カロリーになる。それを日村はおいしそうに全部食べ切るのですから、カロリーオーバーするのは当然ですよ。何か体を壊しながらロケをしているんじゃないかと本当に画面を見ながら心配しているんです」(前出・デスク)
一日一軒のグルメロケなら何とか健康を維持することができるだろうが、業界ではロケを押し込んで尺を稼ごうとしがちなもの。一日に3軒も4軒もグルメスポットを周ることになれば大変だ。
番組にはTBS系列の番宣で俳優が出演することも多いが、視聴者のお目当ては圧倒的に日村の面白いグルメレポートで、高視聴率は日村の努力の上に成り立っていると、このデスクは見る。
「番組のプロジューサーには、出演者の健康を損ねないよう配慮してほしいし、日村にはできるだけ節制してほしいですね。あれだけ家族全員が笑顔で楽しめる番組というのは今時、本当に貴重だと思います」(前出・デスク)
日村が体を壊さないように、番組が末永く続くことを願うばかりだ。