元V6の三宅健が、1993年に入所したジャニーズ事務所を退所したのは、さる5月2日。同日、公式有料モバイルサイト「ジャニーズweb」でファンに向けてメッセージを送ったが、そこで送付したことを報告した「リアルなプレゼント」もまた、三宅らしい心のこもったもののようだ。
「三宅の有料ファンクラブ会員には、不定期で会報が送られてくるんですが、その最後の会報です。折り畳みの特製ポスター仕様になっていて、30年に及ぶ芸能活動でのさまざまな喜怒哀楽が伝わってくる自身の厳選写真がコラージュされたものだそうです」(芸能記者)
前述のサイトでは、〈引っ越したり、断捨離したりしても、これだけは取っておこうと思ってもらえるようなモノづくりをしたかった〉と説明している三宅。「きっとすごいストイックに選んだんでしょうね」と、感慨深げに話す芸能記者が、さらにこんなふうに明かす。
「彼のこだわりは昔からハンパなく、雑誌のインタビューで撮った写真も、事務所任せにせず、自分でチョイスするんです。原稿もそう。何度も見直して修正をお願いするほどです。今回、サイトでのメッセージの最後には、《p.s.》、すなわち“追伸”として《最後に、みんなのこと、ずっとずっと大好きだよ。泣いてばっかりいないで、良い1日にしてね》と書かれていたといいますが、正真正銘のアイドルですよね。デビューから30年経って、自分のことで“泣いてばかりいないで”なんてそんなこと、なかなか言えないですよ。そんな三宅だからこそ、退所してもうまく行くと思います」
かつてゲスト出演した「アウト×デラックス 」(フジテレビ系)では、まったく老けないその容姿にマツコ・デラックスも驚き、「奇跡の39歳」ともてはやされた三宅。いつまでも妥協を許さない「永遠のアイドル」でいてくれそうだ。