今回は、役者としてますます進化し続ける向井理さんについて占ってみたいと思います。向井さんと言えば、NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」で水木しげる先生の役を演じて大ブレイク。その後も着実に実績を重ね、民放ドラマやNHK大河ドラマと大活躍中ですよね。私の中で特に印象に残っているのは、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」での室町幕府第十三代将軍・足利義輝ですね。剣豪としても知られた将軍義輝ですが、壮絶な最期のシーンが目に焼きついています。
そんな向井さんを、今回も「出生時にどの星がどの星座のどこに配置されていたか」を記した、ホロスコープという西洋占星術のロジックで占います。まず、その人の人生や性格、生き方を表す太陽から見てみましょう。向井さんの場合、太陽が水瓶座に配置されています。さらに、知性やコミュニケーション能力、言語能力を表す水星も水瓶座。ここから読み取れるのが、向井さんは極めて知的でクール、そしてジェンダーフリーな魅力をもっているということです。
詳しく解説しましょう。水瓶座は古くは「天才のホール」と呼ばれるほど、優れた頭脳の持ち主を輩出する星座として知られていました。実際に、世界的な物理学者・アインシュタインも水瓶座生まれですし、なるほどなぁと思わせます。高学歴で知られ、しかも優秀な研究者でもあったという向井さん。水瓶座に知性の星・水星が配置されているのも納得できますよね。
また、水瓶座はジェンダーフリーな魅力もその人に与えます。水瓶座の由来を伝えるギリシア神話には、ガニュメデスという大変な美少年が登場しますが、その美少年は非常に頭も良く、大神ゼウスを始め、たくさんの神々から愛されました。そして、星座となり、永遠の美少年として夜空に輝くことになったのです。
このエピソードが示す通り、水瓶座を表すキーワードは「永遠の少年」。少年というのは、大人の男性になる前の「中性的な美しさ」を感じさせる特殊な時代とも言えます。水瓶座に太陽と水星が配置され、その特性が強化されている向井さんも、どこか中性的で透明感があり、ナイーブな印象を受けますよね。
ただ、面白いのが向井さんの月が、獅子座に配置されていること。月というのは、感情や好み、ライフスタイルなどを表す星です。それが、12星座で最もプライドが高く、ナメた態度を取ってくる相手は誰だろうが絶対に許さないという獅子座にあるのです。おそらく向井さんも、相当プライドが高いはずですよ。さわやかで気さくな雰囲気に安心して、失礼なことを煎ったりすれば、逆鱗に触れるでしょう。さらに、美的センスや愛情を意味する金星が、古風な考え方の持ち主である山羊座です。ここからも、向井さんには「絶対に失礼のない態度」で接する必要がありそうですね。
さて、向井さんの魅力について分析してきましたが、最近、一部報道でもその可能性が報じられている「大河ドラマ主役抜擢」はあるのでしょうか。私は「イエス」と答えます。ジェンダーフリーの魅力、つまりあらゆる視聴者に好感をもたれる資質があり、古風な考え方と価値観を備えている向井さんに、NHKの看板ドラマである太河主役のオファーが来ても、全然不思議ではありませんから。それだけではありません。華やかな王者の星座である獅子座の月は、スター性も向井さんに与えているはずです。どこにいても、主役になってしまう星回りなのです。2026年の大河あたり、主役の可能性は極めて高いと思いますよ。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。