武将として人気の高い織田信長を木村拓哉が演じ、その妻・濃姫を綾瀬はるかが演じている映画「レジェンド&バタフライ」が、5月12日からアマゾンプライムビデオで独占配信された。「MOVIE WALKER」の5月16日に発表された「映画ランキング‐配信作品」によると、「レジェバタ」が堂々の1位に躍り出たという。
5月17日現在も東北、関東、甲信越、中国地方で上映されているが、同作は、今年1月27日の映画公開から配信までが、異例の速さとも言われている。それだけではない。総製作費20億円の大作で、当初の目標が50億円だった興行成績だが、4月23日時点で観客動員数約188.8万人、興行収入約24.4億円と発表されている。
映画を鑑賞した人たちの感想としては「楽しめました。泣いて笑っての映画です」「綾瀬演じる濃姫の圧倒的な存在感。すばらしい」「もし信長が濃姫とともに異国の地に脱出していたら…という幻想シーンが美しい」など決して悪くはない。
しかし、映画館への動員数は今一つ伸びなかった。
「その原因は、映画の尺にあると思います。今作の上映時間は2時間48分。予告編などを入れれば約3時間。木村のファンは30代から60代が多いのですが、トイレの不安を抱えている人が少なくない層でもあります。だからこそ、『レジェバタ』を観たかったファンにとって早めの配信は、うれしいのではないでしょうか」(女性誌記者)
映画館では「上映時間の壁」があったようだ。