9月23日放送の「5時に夢中!」(MXテレビ)で28年ぶりに番組司会を努め、言いたい放題の“迷トーク”を披露したのが、元光GENJIの諸星和己。低迷期を乗り越えて、今にわかに注目を集めているタレントの1人だ。
そんな諸星はかつて、田原俊彦を本気で怒らせてしまったことがある。
かつて、東京は原宿の一等地にジャニーズ事務所の合宿所があった。若かりし頃の近藤真彦や田原俊彦、少年隊や光GENJI、そしてSMAPもまたそこで寝食をともにしていたのだ。間取りは驚異の「7LDK」。リビングでキャッチボールができたほどというからその広さは凄まじい。
ある時期、諸星は当時トップアイドルだった田原と一緒になっていたことがある。実は諸星は家出中に代々木公園をウロついていた際に、ジャニー喜多川社長にスカウトされ、住む場所をあてがわれたのだ。
当時の寮訓はとても厳しく、そのひとつに「最年長の田原が帰宅するまでは食事を摂ってはいけない」というルールがあった。
「キッチンには寮母さんが作ってくれた夕食の大皿がたくさん並べられていたが、21時まで誰も手をつけられなかったそうです」(スポーツ紙芸能班ジャニーズ担当記者)。
そんなある夜、事件が起こる。諸星が冷蔵庫に入っていた「いちご牛乳」を飲み、残りを戻したのだ。田原は帰宅後にそれを見つけて大激怒。後輩を全員並ばせ「誰だ、俺のいちご牛乳を飲んだのは!」と声を荒げたのである。
その紙パックには「104」と番号が書かれていた。これは「10(と)4(し)」で、トシちゃんこと田原のものであることを表していたのだ。犯人がすぐに諸星だとわかると、田原は罰として諸星を呼びつけ、その場で正座をさせたという。
トシちゃんのものまねを交えながら、すっかり爆笑までとれるようになった諸星。今後、MCの仕事も意外や増えるかもしれない(?)
(北村ともこ)