5月31日に終幕するKinKi Kids・堂本光一の主演ミュージカル「Endless SHOCK」と「Endless SHOCK Eternal」がこれまでにないほど注目されている。Sexy Zone・佐藤勝利とのWキャストで出演中のKis-My-Ft2・北山宏光が、公演終了後にジャニーズ事務所を退所するのではないかと報じられているからだ。4月27日発売の「週刊文春」によれば、北山はすでに事務所との話し合いを終えており、近いうちにグループ脱退、事務所退所が発表されるという。
そもそも「SHOCK」シリーズは、故・ジャニー喜多川氏の作・構成・演出で2000年11月に「MILLENNIUM SHOCK」として初演。光一は、当時21歳で帝国劇場史上最年少の座長を務めた。ジャニー氏が亡くなった後の20年からは、光一が主演に加え作・構成・演出を兼務。ミュージカル単独主演記録1位を自己更新しており、本公演中に前人未到の通算2000回に到達する見込みだ。
そんな日本を代表するミュージカルに欠かせないキャストがいる。ふぉ~ゆ~(越岡裕貴、松崎祐介、福田悠太、辰巳雄大)だ。同シリーズに最長・最多で連続出演。メンバーの名前に「ゆう」がついている4(four)人組であることから、およそ12年前にジャニー氏が命名した。ソロとしてのキャリアは25年の大ベテラン。KinKiには、97年のデビューからバックダンサーでついている。
「人見知りの光一が公私ともにいちばん信頼しているのが、この4人。デビュー曲『硝子の少年』をもっとも踊っているバックダンサーでもあるため、KinKiが『NHK紅白歌合戦』に出演した際もバックで“初出場”を果たしています。堂本剛が突発性難聴を患って以降、KinKiは激しいダンスは控えているため、今ではふぉ~ゆ~がKinKi以上に『硝子の少年』を踊っています」(アイドル誌ライター)
4人は光一のプライベートも知り尽くしており、ゲーム仲間でもある。「SHOCK」の開演前や中休み時には、光一はほぼ、ふぉ~ゆ~の控室でゲームをしているという。
「それも、開演30分前までふぉ~ゆ~の控室にいるんです。そこからシャワーを浴びて、衣装に着替えて、メイクにセット。完了するのが、幕が上がるわずか5分前。天下の帝劇といえ、1900公演もしていたらもはやホーム。光一にしか見せられない余裕です」(前出・アイドル誌ライター)
彼らの控室にいれば、心も落ち着き、全力を出せる…光一にとってふぉ~ゆ~は、さながらパワースポットのようだ。相棒の剛と双璧をなす安心感があるのだろう。
(北村ともこ)