ラーメン屋まで30分も歩いて通っていたって? その発言を怪しむ人もいたようだ。
5月23日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)では、A.B.C-Zの河合郁人が西武新宿線愛をアピール。自身の最寄り駅は小平駅から分離する西武拝島線の玉川上水だと明かしたうえで、「その駅から歩いて30分のところにあるホープ軒というラーメン屋さんがボク、日本で一番好きです」とアピールしていた。
河合はホープ軒が「駅から30分歩く距離」にあることを指摘。それほど歩いてでも食べたくなる味だと強調し、「食べに来てください」とアピールしていた。
「実は河合、2021年4月18日に放送された『爆買いスター恩返し第5弾』(フジテレビ系)にて地元の武蔵村山市で爆買いした際に、今回紹介していた村山ホープ軒本店を訪問。ギャル曽根と一緒にチャーシュー麺を食しては『あー、美味い!』と絶叫していました。他の番組でも同店を紹介するなど、子供のころから通っていたというのはガチなようです」(芸能ライター)
河合がテレビ番組で紹介したおかげで、同店には河合のファンやジャニヲタが聖地巡礼として訪れ、その味に舌鼓を打っているという。このように地元に貢献している河合だが、今回の発言には一カ所、疑問点があるというのだ。
それは「村山ホープ軒本店」を検索してみると分かること。というのも同店のアクセス情報には「多摩モノレール上北台駅より徒歩15分」と明記されているのである。
多摩モノレールはJR中央線の立川駅や西武拝島線の玉川上水駅を通る路線。聖地巡礼するファンは基本的にいずれかの駅で多摩モノレールに乗り換え、ホープ軒に向かっている。それゆえ河合が「30分歩く」と語ったのは、ラーメンを美味しく食べるために話を盛ったのだろうか?
「これは武蔵村山市民あるあるなのですが、通勤通学でモノレールを利用する人は別として、地元民は案外、モノレールを普段使いしないんですよ。上北台駅が開業したのは河合が小5だった1998年のこと。子供のころからホープ軒に通っていたという河合が小学生当時、玉川上水駅から30分かけて同店まで歩いていたことは確実です。その後もホープ軒まで近道するためのだけにわざわざモノレールに乗るとは考えづらく、モノレール開業後もそれまでと同じように玉川上水駅から歩いて通っていたのでしょう」(地元事情に詳しいライター)
河合は実家について「お金持ちじゃなかった」と語っていたこともあり、十代のころはモノレールの料金さえ惜しかったはず。小6でジャニーズ事務所に所属してからも芽が出るまでは長い年月を要し、二十歳で一人暮らしを始めた時の家賃は5万円と、若手芸人と変わらないような部屋に住んでいたという。
その当時、なけなしのお金を握りしめて通ったホープ軒の味は、どんなご馳走よりも美味しかったのだろう。今回、河合が明かしたエピソードに彼の若手時代を知るファンや、武蔵村山の地元事情を知る人たちは、大きくうなずいていたに違いなさそうだ。