気になっている人とふたりで食事に行くことになった場合、どうやってお店選びをするのがよいのでしょうか? 実は、相手に好意を持ってもらいたいのなら、相手の好きな食べ物を一緒に食べるのがいいんです。その理由を解説していきましょう。
■好きなものとあなたのイメージが一緒になる!?
人間は「2つ以上の異なる事象・要素が結びついて連想されてしまう」という心理的な性質を持っています。たとえそれら2つが頭で考えて全く違うものだと分かっていても、無意識に同じようなイメージを持ってしまうのです。これを「連合の原理」と呼びます。
この原理は、国民全般に好印象を持たれている女優さんや俳優さんをCMに起用することで商品のイメージアップを図るときなどにもよく活用されています。
■恋愛にも応用できる!?
連合の原理を恋愛に応用する方法を考えてみましょう。例えば、ご飯を食べに行こうと誘われたら、相手の好きな食べ物を一緒に食べるのです。そうすることで、相手にとって「好きな食べ物=あなた」というイメージが出来上がり、あなたの印象をアップさせることができます。
相手からデート場所の相談をされたときには、「何でもいいよ」とか「和食がいいな」ではなく、「○○くんが好きなものが食べたい」と言ってみてください。とくに、初めてのデートでの印象は後々まで影響を与えるので失敗したくないですから、ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、食事ではなく相手の趣味に付き合うデートもよいでしょう。相手が楽しい時間を過ごせれば過ごせるほど、あなたへ好印象を持ってもらえますよ。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。