「生活スタイルを朝型に切り替えたいのに、どうしても夜更かししてしまい朝スッキリ起きられない……」「夜にしておくべきことが多くても朝型に切り替えられるのかな……」と悩んでいませんか? 早起きを習慣化するには、夜の生活習慣を整えて睡眠時間を確保することが重要ですから、次のように“早起きしたいのに早く寝られない状態”を脱却することが肝心です。
■“夜にしておかねば”の不安を取り除く
夜のうちにしておかなければならないタスクが多いと、夜中まで脳がフル回転してリラックスしにくいもの。なので、夜のうちにしているタスクの中で「夜でなくても大丈夫」なものを書き出し、他の時間に行うなどしてリラックスする時間を確保しましょう。
また、「テレビドラマを楽しんでから部屋の片付けをしていたけれど、順序を逆にしてみよう」など、確実にやりきりたいタスクもできるだけ早い時間に終えられるように調整すると、夜の時間を睡眠の質を高めることに集中しやすくなります。
■慣れるまでは完璧を求めない
「明日の朝でも間に合うからと夜のタスクから外そうとしても、朝起きられなかったらどうしようと気になって手放しきれない」といった心理的な不安も、朝方に切り替えにくい原因の一つです。最初から完璧を求めず、「朝にやってみることにして、できなかったら別の時間で調整しよう」というくらいの心持ちで取り組めると変化を起こしやすいですよ。掃除など、「最悪できなくてもなんとかなる!」ものを朝の時間に設定すると、前向きに取り組みやすくなります。
■朝に体を動かす時間をつくる
「早起きしてみたはいいものの、どうやって過ごせばいいか分からない」と悩んだら、まずは体を動かしてみましょう。白湯やミネラルウォーターなどで水分を補給し、カーテンを開けてベランダや庭に出て日光を浴びるのがオススメです。軽いストレッチやラジオ体操などで全身を動かすと、全身の血流が促進されて頭も体もスッキリ目覚め、朝にやりたいことが思い浮かびやすくなりますよ。
習慣化した夜型の生活を急に朝方に変えることは難しいですから、少しずつ経験を積んでいくイメージで取り組むと失敗しにくいです。「朝方の自分もとりあえず体感してみたい!」という場合は、「まずは1週間」と決めるなど、スモールステップで目標を立てて実践してみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)