現在進行形のスキャンダルが、ドラマの制作に影響を与えているのかもしれない。
女優の広末涼子が6月14日、週刊誌で報じられてきた不貞関係を認めた。マネージャーが運営するインスタグラムのアカウントに自筆の謝罪文を掲載。「一部、週刊誌で報じられている通り、鳥羽様との関係は記事のとおりです」と、記事の内容を全面的に認めたもの。
この謝罪文にて広末は「私の憧れだった女優業を汚してしまった」と告白。その“女優業”という言葉には、彼女が出演してきた数々の作品も含まれるだろう。それゆえ今回の謝罪が放送中のドラマにも直接影響するというのである。
「NHK連続テレビ小説『らんまん』にて広末は、主人公・万太郎の母親である槙野ヒサ役で出演しています。ヒサは第5回で病没しており、その後は回想シーンで出演。それが今回の謝罪文公表により、今後は万太郎の幼少期を絡めたシーンが放送できないのではとの見方が広がっているのです」(テレビ誌ライター)
すでに万太郎は成人し、現在は神木隆之介が演じている。6月14日放送の第53回では、万太郎が心を寄せている寿恵子(浜辺美波)が、ダンスの先生であるクララから「Live for love.」(愛のために生きなさい)との教えを授かることに。大物実業家から妾になるよう誘われている寿恵子がどう動くのか、今後の展開に期待が高まっているところだ。
これで万太郎と寿恵子が結ばれることになれば、万太郎が亡き母のことを偲ぶという展開もありそうなもの。自身も父親を亡くしている寿恵子としても、万太郎がどんな母親に育てられたのかは大いに気になるところだろう。
「しかし広末が自らの不貞を認めたことで、回想シーンであっても『らんまん』に登場することはおよそ不可能となりました。朝ドラは1~2カ月先の分まで先に撮影しておくもので、幼少期の万太郎とヒサとの思い出を絡めたシーンも十二分にありえたはず。いまごろNHKでは慌てて編集のやり直しに迫られているところかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
朝ドラ制作陣としてはむしろ、広末が序盤だけの登場人物だったことに、胸を撫でおろしているのかもしれない。