夏到来、薄着の季節ですね。となると、やはりボディラインがいつもより気になります。そこで、“夏恋”をゲットするためにも、ちょっとだけモテボディを意識してみませんか? 以下の手順で、ボディチェックからのボディ作りをしてみてくださいね。
■体重計に乗り、鏡の前でボディチェック
「実は体重計に乗っていない」という人は多いのではないでしょうか? 現実を見るのが怖くて、スルーしちゃう気持ちも分からなくはありません。でも、やっぱり現実を見ないと! できれば毎朝、体重計に乗ってくださいね。そして、着替え途中やお風呂の前などには鏡で全身をチェックしましょう。前から、横から、斜めから、いろんな角度から観察してください。こうして体重や体型をマメに確認するのが、ボディ作りにはとても大事なんです。
■自分がなりたいモテボディをイメージしながら現実を振り返る
次に、どんなプロポーションを目指したいかをイメージしてみてください。憧れの芸能人でイメージするのもいいですね。そこを目指すには何キロ減らしたいのか、ウエストやヒップ、脚をどうしたいのか? よ~くイメージしてくださいね。
ただし、ここからが大事なのですが、無理やりのシェイプアップは控えましょう。健康第一です。なので、自分の適性体重は何キロなのかを確認してくださいね。BMIが基準の目安です。「BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗」で計算でき、日本の場合はその結果が18.5~25未満が普通の数値といわれています。適正体重は、身長(m)の2乗×22で計算してください。痩せ過ぎ、やり過ぎは禁物ですよ。
■ゆる筋トレ+ゆる有酸素運動で無理なくボディシェイプを
さて、理想と現実を見たところで、だいたいどのくらい痩せればよいのかが見えてきましたか? 見えてきたら、YouTubeなどで自分に合う鍛え方を検索してみてください。ストレッチやゆる筋トレ……さまざまありますが、最初は刺激の少なめのものから始めましょう。
ヨガが人気ですが、やり過ぎたり、誤った方法で続けて身体を痛めたりする人が多いので気を付けてください。劇的な結果を及ぼす方法は、それだけ身体への刺激が強い可能性があるのです。後は、ウォーキングなどの有酸素運動をプラスしてくださいね。外散歩やジョギングが難しい場合は、自宅でできる足踏みタイプのマシーンを購入するのもオススメ。数千円から購入することができますよ。
■炭水化物なしはNG。普通に食べれば普通にシェイプアップできる
タンパク質だけ食べていれば痩せるの!? いえいえ、そうではないということが最近になってやっと認知されてきました。確かに、体重が50kgくらいの女性なら毎食10g以上のタンパク質を摂ることで筋肉質になりやすく、痩せ体質になりやすいです。ただ、炭水化物を摂らずにエネルギー不足の状態で運動すると、筋肉が破壊されやすくなるのです。ぜひ、昔からいわれている“バランスのいい食事”をしてください。ちなみに、塩分も「摂り過ぎは悪い説は嘘」という情報もあります。どの情報がどう正しいのか、自分に合うのかを考えながら実践しましょうね。
■毎日1400kcalダイエットは厳し過ぎ!2000kcalを目安に
成人女性の場合、1日2000kcal程度を摂取してもまず太りません。そして、いろんなカロリー情報を見れば分かりますが、普通の和食やパンにサラダと卵という料理を1日3食取っても、2000kcal以内におさまります。つまり、とくに工夫しなくても痩せられるくらいのカロリーなのです。
そんなご飯+前述のゆる筋トレ+有酸素運動をしていれば、ほぼ確実にシェイプアップが可能なのです。高カロリーなおやつを食べた日は夕飯を抜いたり、翌朝のご飯を抜いたり柔軟に。「朝を抜いちゃダメ」とか「夕飯抜いちゃダメ」とかにしばられず、お腹と相談して無理なく減らしましょう。何か1種類のものだけ食べるダイエットは絶対やめてくださいね。栄養が偏り、摂食障害になる危険があります。
いかがでしたか? 完璧を目指そうとすると、「毎日2、3時間は運動しなきゃ」とか「1日1400kcal以内の食事を」とか考えてしまい、余計に何もできなくなります。それよりも、完璧じゃなくてもとりあえずやってみること。後は人によって違いがありますから、自分流にカスタマイズしていけばいいのです。
まずはやってみてくださいね。そしてこの夏、“モテモテ”になってしまいましょう!
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。