俳優の加藤清史郎が7月から「news zero」(日本テレビ系)金曜パートナーを務めることが6月26日に発表された。
2009年にトヨタ自動車のCMで「こども店長」を演じたことで注目された加藤だが、現在は現役大学生として俳優業と学業を両立させながら活動。7月スタートの連続ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日テレ系)にも生徒役の1人として出演する。
加藤は同番組出演について、「中学生時代、遅めの夜ご飯を食べている時にはいつも観ていました。そして今も仕事帰りに『あぁ、今日も一日が終わって行くんだなぁ』と感じながら観ています。改めて考えると気付かないうちに、news zeroを観ることが僕の毎日の習慣になっている気がしています」とコメント。さらに「幼い頃から色々な場面や形で活躍できる俳優になりたいと思ってきた中で、報道番組はいつか挑戦したいと思っていたお仕事です。僕にとって、全く新しい挑戦で、正直、とても緊張しています。笑」、「今の僕だからこそ持てる、自分なりの視点や意見をしっかりと発信できるよう精進したいと思います」と意気込みを語った。
しかし、ネット上では加藤の就任に「ニュースに芸能人っているの?」「そういう立ち位置に持っていくの?役者だけやってたほうがいいよ…」など否定的な意見が多くあがっている。
「民放のニュース番組や情報番組は、06年から『news zero』の月曜キャスターを務めている嵐の櫻井翔をはじめ、一時期はジャニーズ系タレントがキャスターやMC、コメンテーターを務めているケースが多かったのですが、近年は若手俳優も起用されるようになりました。今はその代表格は何と言っても鈴木福です。鈴木は『真相報道 バンキシャ!』(日テレ系)で20年からコメンテーターとして不定期出演しており、4月からは同じ日テレの朝の情報番組『ZIP!』で木曜パーソナリティーにも就任。いまやZ世代の代弁者として、引く手あまたのようです。加藤もコメントの内容次第では、鈴木に次ぐ存在になることは十分あり得ます」(芸能記者)
しかし、憂慮すべき点もあるという。
「『news zero』の金曜パートナーは22年の10月から登場するようになり、これまで長濱ねる、池田エライザ、板垣李光人などの俳優や女優をはじめ、小説家やスポーツ選手が務めてきました。しかし、いずれも1カ月程度の短期間、あるいは1回きりといった場合がほとんど。制作側は定着させる気があまりないようです。そのため加藤も短期間で終わる可能性は高そうです」(前出・芸能記者)
加藤にとって待望の報道番組への起用だが、鈴木のようにコメンテーターとして定着するには、まずはできるだけ早く独自の意見を発信し、“爪痕”を残すことが必要なようだ。
(柏原廉)