お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功は、かつて4年間、曜日レギュラーを務めていた「笑っていいとも!」(1982年~2014年、フジテレビ系)で番組MCを務めていた大御所芸人・タモリに対し、ギャラの金額をストレートに尋ねたことがあるという。
7月1日放送のMBSラジオ「ごぶごぶラジオ」では、リスナーから「浜田さんの貯金が1000万円貯まったのはいくつの時ですか?」との質問が寄せられた。これに浜田は「何の話やねん!」と苦笑すると、「これはね、帯の番組をやってはる人がおられるでしょ?あの人らは、(1000万円貯まるのは)あっという間ですよね」と、平日に毎日生放送に出演する芸能人の稼ぎっぷりに言及した。
浜田が若手時代に出演していた帯番組「4時ですよ~だ」(MBS)でのギャラについては、「ひと曜日、1万円や。最初は5000円」と明かしつつ、「タモさんは『笑っていいとも!』で、ひと曜日にナンボもろてたんって話やろ?」と、タモリの出演料は別格だと推測した。
実際、浜田が松本人志とダウンタウンとして「いいとも!」の曜日レギュラーを務めていた時代(89年~93年)には、本人にギャラを聞いたことがあると告白。「オレ、毎朝(新宿の撮影スタジオ)アルタに入ったら、リハをやってる間、タモさんの肩揉まされててん」と振り返り、ある時、タモリに「もう番組何年やってます?1本(の出演)ですごい額もろてんのちゃいますの?」と尋ねたという。
すると、タモリからは「浜ちゃん、あのね、ボクこれだけやってるけど、(実際に手元に残るのは)3カ月分ぐらいかな、ギャラは。あとは全部、税金」との返答があったとか。浜田は「かと言って、何年やってた?」と、タモリの「いいとも!」MC歴の長さから、その莫大な貯金額を推察していた。
「そんな浜田も気になるタモリの『いいとも!』でのギャラですが、13年10月に『女性自身』が報じたところによれば、82年の放送開始から約30年間に及ぶ出演料の総額は135億円にも達するとのこと。また、フジ関係者の証言として、タモリのギャラが『出演1回につき約200万円』とも伝えています。なお、浜田の相方・松本人志は16年1月放送の『ダウンタウンなう』(フジ系)で、『いいとも!』出演時代を振り返る中、『すっげーギャラが安かった』とぶっちゃけ。本編の生放送だけでなく、後説などでも多くの時間を番組のためにとられながら、そのギャラは『3万5000円くらい』と嘆いていました。松本の手取りの金額と、フジがまず吉本興業に支払っていた金額の差があるとはいえ、1回の出演で200万円というタモリのギャラが本当なら、ダウンタウンですら引き立て役に過ぎなかったということでしょう」(テレビ誌ライター)
肩を揉んでいた浜田に、タモリが自身のギャラを正直に伝えなかったのは、あまりにとんでもない金額だったからなのかもしれない。
(木村慎吾)