7月1日より適用された電動キックボードに関する交通ルールに、お笑いタレント・有吉弘行が「アレ、大丈夫なの?」と問題提起している。
これまで電動キックボードは原付バイクと同じ区分として扱われ、乗るには免許も必要だったが、1日以降にルールが改正された。最高時速が20キロを超えなければ、16歳以上は免許不要で運転が可能に。また、時速6キロ以下なら、歩道での走行も可能となり、ヘルメット着用も努力義務という新ルールが施行された。
この改正には様々な声が飛び交っているが、有吉は2日放送のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN)で、「あれ、大丈夫なの?一方通行のところを逆走してるヤツとかいるけど。車道から歩道に、みたいな。自由自在に走ってる。それでヘルメット要らないんだろ?そのくせに自転車にはヘルメット付けろって、めちゃめちゃだろ、本当に」「もし、アレを跳ね飛ばしたら、オレが悪いんだろ?マイっちゃうよね。乱暴に運転してるヤツがいるから」などと安全面への懸念を示している。
「最近になって普及した電動キックボードは、直近約2年間での交通違反検挙数が全国で2600件を超え、人身事故も年々増加。昨年には初の死者が出るなど、普及に伴って交通リスクが右肩上がりになっています。また、フランスのパリではキックボード利用者によるマナー違反の横行が原因で、シェアリングサービスの廃止が決定。そうした中での国内の規制緩和とあって、ネットには有吉の指摘に同調する声が大半に。『何人も死なないと規制はできないだろうな』『スケボーですら危ないのに』『事故多発するだろうな』などの反応が並んでいます。誰かが犠牲になってからでは遅いですからね。もう少し慎重に議論を重ねてから緩和するべきだったといえそうです」(テレビ誌ライター)
電動キックボードを利用する際は、くれぐれも周囲への安全を確保しながら運転するようにしたいところだ。
(木村慎吾)