音楽好きにとっては我慢ならない時間だったようだ。
5人組YouTuberグループの「コムドット」が7月12日放送の「2023FNS歌謡祭 夏」(フジテレビ系)に生出演。湘南乃風とのコラボで「睡蓮花」をパフォーマンスした。FNS歌謡祭に初出演を果たしたコムドットだが、その内容には批判の声が続出しているという。
コムドットは増上寺の特設ステージに浴衣姿で登場。リーダーのやまとは歌唱前に「全力で気合いを入れてパフォーマンスしていきたいと思います!」と意気込んでいたが、肝心の歌唱はというと通常運転で「睡蓮花」を歌い上げる湘南乃風の周りで、浴衣姿の若者たちがハシャいでいるようにしか見えなかったのである。
「コムドット好きの女性ファンにはおおむね好評だったようですが、アーティストのパフォーマンスを目当てに『FNS歌謡祭』を観ていた視聴者からは《カラオケ番組じゃないんだよ!》《素人は出てくるな》と酷評の嵐。むしろ、このコラボを受けた湘南乃風が見せた懐の深さが目立っていた印象です」(テレビ誌ライター)
パフォーマンス中にはコムドットのメンバーがハンディカメラを手に、他のメンバーや湘南乃風を映す演出も。人気YouTuberらしさを強調したかったのだろうが、結局は歌を見せたいわけではないことが露呈していたのではないだろうか。
コムドットのファンばかりが喜び、他の視聴者はドン引きしていた今回の出演。フジテレビによるゴリ推しとの批判も絶えないなか、逆効果を指摘する声もあるようだ。
フジテレビではなぜかコムドットを推しまくっており、4月からは冠番組「コムドットって何?」(関東ローカル)を放送中。さらには「フジテレビ系 ゴールデンウィークアンバサダー」に起用し、GW中には様々な番組に出まくっていた。しかしその起用は裏目に出ていたというのである。
「いくらYouTube上では人気者とはいえ、芸能人としては素人同然の彼ら。5月5日の深夜に生出演した深夜番組『オールナイトフジコ』では、さらば青春の光・森田やオズワルド伊藤らMCの問いかけに対して何一つとして気の利いたことを言えず、トークやアドリブに激弱な一面を露呈していました。その素人っぽさが丸出しのままで出演した『FNS歌謡祭』は、コムドット自身にとってもフジテレビにとっても失敗に終わったのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
ホームのYouTubeでも、リーダーやまとによる失言が原因で6月24日からチャンネル登録者数が減少中。一時は416万人だったものが現在は403万人まで減っており、大台割れも目前だ。果たしてフジテレビによるゴリ推しはいつまで続くのだろうか。