お笑いタレントの江頭2:50が7月17日、自身の公式YouTubeチャンネル「エガちゃんねる EGA-CHANNEL」で、富士登山の様子を映した生配信を実施したが、急きょ配信を中止する事態となった。
江頭はこの日、早朝から「伝説の12時間生配信 ~登録者400万人を目指して~」と題して生配信。約9時間かけて山頂まで到達した。しかしその後、休憩をはさんで下山するタイミングで配信時間が12時間を超えそうということで、いったん終了し、2本目の生配信を行うと予告して停止された。
ところが、しばらくすると「エガちゃんねる」の公式ツイッターが更新され、「現在下山中なのですが、先ほど富士山の同じ富士宮ルートで、下山中に事故が起きたとのニュースを受け、ガイドさんと相談した結果、長時間の登山で体力的に疲労していることと、日が沈んでの撮影をしながらの下山は大変危険ということで、生配信は申し訳ありませんがここで終了させて頂くことにしました。楽しみにしてくれた皆様、大変申し訳ありませんが、安全を優先するため、ご了承ください」と2本目の生配信を中止することが報告された。
ネット上ではこの決定について「賢明な判断だと思います。安全に下山することが第一ですのでお気を付けください」「英断です」「エガさん常識ある」など称賛の声が並んだ。
「江頭たちが登山をしたこの日、午前10時40分ごろに富士宮ルート新7合目付近で男性が下山中に転倒、死亡するという事故が起きました。江頭たちも同じルートで登頂していましたが、行きは事故が起こる前に新7合目を通過したものの、帰りは事故後の現場を通ることになります。スタッフの体力の問題も大きかったと思われますが、事故現場が映る可能性を考慮して配信を中止したようです。江頭は破天荒な芸風ですが、実は常識人でスタッフを思いやる人間。スタッフや視聴者のために中止を決断したのでしょう」(芸能記者)
その後、江頭はチャンネルのコミュニティ欄で「安全第一でゆっくり進みまして、先ほど全員無事下山しました! 途中で綺麗な影富士も見れました これから温泉寄って帰ります」と、雲海に富士山の影が写し出される“影富士”の写真も添えて下山を報告した。
生々しい事故現場を映して安易に閲覧数を稼がなかった江頭の判断は、好プレーと言えるだろう。
(柏原廉)