元テレビ東京のフリーアナウンサー・大橋未歩が7月22日放送の「川島明の芸能界(秘)通信簿」(フジテレビ系)に出演。お笑いタレント・東野幸治の“容赦のなさ”を振り返った。
この日のテーマは、元人気局アナの現在の「幸せ度」。その中で、大橋はテレ東在籍時代、2011年まで担当した同局のバラエティー番組「やりすぎコージー」について「胃が痛くなる。思い出すだけで冷や汗です」となかなかのプレッシャーがあったようだ。
「やりすぎコージー」は、今田耕司と東野幸治がダブルMCを務めたほか、千原兄弟や野生爆弾らがレギュラー出演する吉本興業色の強いお笑い番組。そのため、アシスタントの大橋にも“うまい返し”が求められる空気感だったといい、「東野さんとかは、アナウンサーでもいっさい妥協せずに(話題を)振ってくださって、気の利いた回答ができないとその収録では2度と振られないっていう緊張感が当時はありました」と語る。
また、周囲からはレギュラー陣と“仲良さそう”と思われていたというが、実際には収録後に食事をともにしたことが1度もなく、「(出演者の)みなさん、戦場だと思ってらっしゃったと思う」と大橋。これに番組MCの麒麟・川島明は「今でこそみんな柔らかくなって、ジュニアさんを筆頭に…。でも、あの時は全員の目が文化包丁みたいになってた。人のボケを笑わない。オレらも出るの怖かった」と、芸人としての立場からも共感する部分があるという。
「『やりすぎ―』は、現在は、少し番組の趣旨を変更し、『やりすぎ都市伝説』として年に4回ほどの特番になっている。今や吉本を背負うベテランとなった今田や東野、ジュニアが一堂に会する貴重なバラエティーとあって、かつてはお笑いに特化した内容でした。関西出身の大橋は、そんな大物たちとの共演を『夢だったので』『神と仕事ができると思って』とも表現しましたが、同時に直面していたプレッシャーについては、視聴者からはネット上に『大橋さん、結構気の利いたコメント連発してて面白かったけどなぁ』『こういった試練を乗り越えての今だろうな』などの声がチラホラと上がっていた。フリーとなってからもただ、バラエティー番組でしっかりと爪痕を残せているのは、東野の“圧”に耐えたおかげなのかもしれません」(テレビ誌ライター)
進行アシスタントにも“笑い”を求める東野は、かなりの共演者泣かせだったことは間違いなさそうだ。
(木村慎吾)