商品名が味の説明なのは良くあることですが、それがおいしいのかイマイチなのか、食べてみないとわからない。KALDIの場合、他ではあまり見ないお菓子がいろいろあるので、気になるとどうしても手に取ってしまうことになります。
今回購入したのは「パクチーポテトチップス」192円。商品名はパクチーですが、パクチーのほかにクローブ、カルダモン、コリアンダーシード、シナモン、スターアニスなど5種類のスパイス入り。説明によると、チップスにまぶされた緑色の粉がパクチーリーフとのことです。
今までにも数多くあったパクチーお菓子。思いっきりアジアンエスニックなものから、日本のセリですか?みたいなものまで、結構味の振り幅が大きいイメージですが、このポテトチップスはかなりエスニック。このパクチー、加工するタイミングで味や香りが削がれなかったの?と思えるほど、存在感が強すぎます。ポテトのイモ感、しっかりとした塩気とのバランスも良く、パクチー好きな人にとっては激ハマりするおいしさです。
そして「マーボーナススナック」153円(写真下)。孫悟空が「辛いよ」とつぶやいてあるだけあって確かに辛い。ナスでマーボーでスナック。ナスを減圧フライにすることでサクッと食感に仕上げたスナックなのですが、口に入れると最初にナスの旨み。そこから噛み締めるとちょっとボソボソしたナスの食感、さらに麻婆らしい風味が一瞬きたと思ったら、一気に辛さが襲ってくるという、口の中で味の4変化が楽しめます。
ただ、マーボーナスのマーボー的部分、肉の旨み的な要素はほぼ感じないまま辛味がガツンとくる感じ。しっかり辛い乾燥ナススナック、と思ったほうがいいかも。成分には鶏がらスープとかポークオイルとか、肉らしさを出す原材料は入っているんだけれど。インパクトはすごい。旨みより刺激がたったスナックなので、辛さに弱い人は気をつけて~!
そして「スター しるこサンド バター」153円(写真中央)。実はこの「しるこサンド」、愛知県のご当地ローカルお菓子だそうで、期間限定でレモンや塩しるこなどがあるほか、しるこサンドスティックやミニしるこサンドなど様々な派生系もあるとのこと。小倉トーストなど、あんこ愛に溢れる愛知県民。あんこのビスケットがあるのにもなんか納得です。
「スター しるこサンド バター」は生地にたっぷりと国産バターを練り込み、香ばしく焼き上げたもので、確かにかじるとバターを感じる。そしてこの味はあんバターのビスケットバージョンなのかも。日本茶にもコーヒーにも合いそうな優しい甘みとバターの香り。お汁粉感よりも、バターや小麦の香りが立っているイメージです。
ただね、マーボーナスチップスを先に食べてからだとね、口の中が辛さで痺れすぎちゃってて、おしるこ感を舌が正しく感じなくなっちゃっている可能性大。食べる順番の大切さを実感します。
今回3つ食べた感想としては、マーボーナスは危険。パクチーは好き嫌いがはっきり、そしてしるこサンドはバタービスケットにちょっとお汁粉。商品名だけではわからない、個性がはっきりした3つのお菓子でした!
(ロドリゴいしざわ)