芸は身を助く! そんな格言を地で行く結婚だったようだ。
お笑いコンビ「ラパルフェ」の都留拓也が8月14日、X(ツイッター)で結婚を報告。阿部寛やディズニーキャラのものまねで人気の都留だが、新妻はまさに阿部寛のファンかつディズニー好きだそうで、都留自身も「完全に阿部さんとウッディのお陰です!」と綴っている。
同日にはラパルフェのYouTube公式チャンネルにて、結婚のいきさつを報告。妻が阿部についてネットで調べていたところ都留のインスタグラムが見つかり、ディズニーも好きだったことから彼女から都留にDMを送ったのがきっかけだったという。
都留にとってはまさに「阿部寛様様」と言える幸運に恵まれた形。しかも妻はモデルとして活動しており、インスタグラムに顔も出ていたことから、都留は「素性が知れていた。安心したし平気かと思った」と明かしていた。
「二人の出逢ったきっかけが阿部寛ということで、第三者にとってはまったく参考にならない馴れ初めではあります(笑)。ただ二人が知り合い、交際に至った経緯に関しては、20代ならではのリアルな恋愛観が如実に表れているといえるのではないでしょうか」(若者の生態に詳しいライター)
テレビでの活躍も目覚ましい都留だが、ワタナベコメディスクールを2018年に卒業してプロになっており、実はまだ芸歴7年目の若手でもある。実年齢も6月に29歳になったばかりで、バリバリの20代なのだ。
そんな都留は妻からインスタのDMをもらった後、タイミングが合わずにライブには来てもらえなかったものの、「ライブは来てないけど、ご飯に行きましょう」と連絡。そこから順調にデートを重ね、2年間の交際を経て結婚に至ったという。
そんな二人の馴れ初めを、若者はごく自然に受け止められるはず。ところが昭和生まれの独身たちには<DMから交際が始まるの?><お互いに顔出しだったのか!>と、ネット世代の交際術に驚きを隠せない人も少なくないのである。
「昔はそれこそ、パソコン通信をきっかけに交際した二人を『電脳カップル』と呼んで揶揄していたもの。それが今では、会ったことのない相手にインスタのDMで交際を申し込むことなどごく当たり前ですし、友達や恋人探しにマッチングアプリを使っている大学生も珍しくありません。いまや『ネットナンパ』という言葉のほうが不自然で、リアルの出会いにこだわること自体が時代遅れになっているのです」(前出・ライター)
まさかお笑い芸人の結婚報告で、20代の恋愛観を知ることになるとは。昭和世代の独身組はまず、インスタグラムを始めるところから手を付けるべきなのかもしれない。
※トップ画像は「ラパルフェ 都留拓也」公式ツイッター(@rlnzThra)より。