元自衛官としても知られるお笑い芸人・やす子が8月16日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)にドッキリのターゲットとして出演。その優しさと強さが随所で見られ、視聴者から感動の声が出ている。
やす子がターゲットとなったのは「ロケ中ミスをしたスタッフが次々とボウズになって戻ってくるとんでもないパワハラ現場、テンションの作り方難しい説」なる企画。少しでもミスをしたスタッフがその場で強制的にバリカンでボウズ頭にさせられてしまう異様なムードの中で、芸人がどのようにしてテンションを上げながら番組を盛り上げていけるのかを検証する企画だった。
やす子は、女性お笑いコンビ・エルフの荒川と一緒に陶芸教室のロケをスタートさせると、まずは仕掛け人のADが荒川の作ったばかりの皿を“うっかり”落として破壊。仕掛け人のディレクターが「どうすんだよ?」とマジギレし、重苦しい空気が立ち込める中、やす子はすぐに席から立ち上がって、割れてバラバラになった皿の近くへ。
「でもこれだったらまだ組み立てたら、ワンチャンいけそうな気がする。いけますね」と皿の破片をかき集め、「むしろパズルとして使用します」と前向きに現場をフォロー。ディレクターから「やす子さん、ホント気を遣わないで下さい。コイツ(AD)が悪いんで」と指摘されるも、やす子は「はいー」とお馴染みのかけ声を上げながら、割れた皿を拾い集めていた。
「他にも、やす子は無理やりスタッフの髪の毛をバリカンで剃ろうとするディレクターを止めに入ろうとするなど、様々な場面で勇敢かつ思いやりのある行動を見せていました。視聴者からは、そんな彼女の優しさに感動する人が続出し、『やす子さんが引っ張りだこな理由が分かります。周りへの配慮が素晴らしかった』『思った通り、やす子ちゃんの人柄最高』『バリカンを制止しようとしてたやす子さん、カッコよかった!』などの絶賛が並んでいます。やす子によると、過去にドッキリではなく本当の“壮絶マジギレ現場”に遭遇したことがあるといい、その際はスタッフが『肩パンのちょっと強いバージョン』の被害を受けていたとのこと。また、やす子自身も激怒されたことがあることから、『怒られた人の気持ちがめっちゃわかる』と話していました」(テレビ誌ライター)
過去の苦労が、弱者を守るというやす子の勇気ある行動に繋がっていたようだ。
(木村慎吾)