8月26日放送の「24時間テレビ46」(日本テレビ系)内スペシャルドラマ「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」が大好評で驚きの現象が起きたようだ。
このドラマは小松成美氏による同名のノンフィクション作品が原作。“窓に描ける魔法のチョーク・キットパス”を開発した町工場の奇跡を描いた作品だ。
日本のチョーク製造量のおよそ70%を占める「日本理化学工業株式会社」は、まだ障がい者雇用の義務化をされていなかった1960年に、初めて知的障がい者雇用をスタート。以降、障がい者雇用を推し進め、75年には神奈川県川崎市に日本初の心身障害者多数雇用モデル工場を設置し、2023年現在、91人の社員のうち66人が知的障がい者(障がい者雇用割合約7割)となっているという実話が基になっている。
ストーリーは、なにわ男子・道枝俊祐演じる主人公・大森広翔が留学から帰国して父・彰男(江口洋介)が社長を務める「大日本チョーク」に就職。しかしそこは社員の半数が知的障がい者で、広翔は当初戸惑う。しかし次第に打ち解け、みんなの声から窓に描けるチョーク・キットパスという新商品を開発するというものだ。
「道枝のコミカルで元気な演技は放送中から好評で、キットパスが実在する商品だとわかった人々が日本理化学工業株式会社のホームページを探し、情報を検索し始めたことから、この会社のサーバーが一時ダウン。それほど多くの人々がこの商品に興味を抱くほど、ドラマは大成功だったといえるでしょう」(女性誌記者)
このドラマでコミカルな演技に開眼したと言えそうな道枝。10月スタートの新ドラマ「マイ・セカンド・アオハル」(TBS系)では、クールな建築学科の大学生・小笠原拓を演じるというが、コミカルな表情も見せてほしいものだ。