自分のことって、知っているようで知らない部分も多いもの。「そういえば、私の強みって何だろう……」と迷ったら、次のような質問を自分に投げかけてみましょう。自分はどんな人なのか、じっくり考えることができますよ。
■心に残っている成功体験は?
幼少期の頃の「頑張って練習してみたら○○ができた!」という体験でも、社会人になってから「人間関係や職場などで○○ができるようになった」と感じることでもOK。印象に残っている大きな出来事だけでなく、細かくたくさん挙げたい場合は、小学生時代、中・高校生時代、大学生時代、社会人時代など、年代ごとに分けて思い出してみてくださいね。
■人から感謝されるのはどんなとき?
感謝される場面でどんな能力を発揮しているのかを考えると、得意な分野や能力をみつけやすくなります。誰かの助けになれた経験を思い出して、そのときに自分はどんなことをしたのかを挙げてみましょう。かけた言葉や具体的な行動を遡ってみると、“意図はしていなかった”部分のよさに出合えることもありますよ。
■何をしているときに幸せを感じる?
家庭や職場での行動でもプライベートな趣味でも、“こんなふうに過ごす時間”などの状況でも相手から何かを“してもらったとき”でもOKです。幸せを感じると思えることを思いつくままに挙げてみましょう。好きなことや没頭できること、得意なこと、大切にしたいと思っていることに気付くヒントが隠れていますよ。
どんな経験や言葉があなたの心に響き、いまの人生につながっているのかを紐解いていくことで、大切にしたいものやこれから挑戦したいことなどが思い浮かびやすくなります。こういったことを考える時期によって見え方や発見が変わることもありますから、定期的に自分を振り返ってこれからに生かしていってはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)