生で食べることができ、火を通すのにも時間がかからない「豆苗」。中華メニューでよく見かけますが、「炒めもの以外の使い方がよく分からない」という人も多いのでは。
実は、豆苗は老化防止に役立つ抗酸化作用が強く、ビタミン類や葉酸、鉄分などを補給できるため、家族の健康維持やママの美肌づくりにぴったりの食材なんです。根を水に浸けておくと再生して数回食べられるお財布にも優しい豆苗を、次のようなメニューで取り入れてはいかがでしょうか。
■中華スープ
鶏ガラスープや中華スープに、一口大にカットしたたっぷりの豆苗と溶き卵を加えて混ぜ合わせれば、栄養たっぷりのスープを手軽に作ることができます。ベーコンやわかめ、きのこ、豆腐などの食材とも合わせやすく、バリエーション豊かに取り入れることができます。柔らかい豆苗は煮込む必要がないため、最後に投入してサッと茹でるのがオススメです。
■天ぷら
「野菜炒めやサラダに入れると子どもがなかなか食べてくれない……」という場合には天ぷらがオススメ。小麦粉や片栗粉で衣を作って揚げると、サクサク食感が楽しい天ぷらに仕上がります。また、ピリ辛の衣で揚げると、大人のおつまみにもぴったりです。唐揚げと一緒に、そうめんの付け合わせに、などのシチュエーションで取り入れやすいですよ。
■炊き込みごはん
豆苗の緑を加えると、炊き込みごはんが彩り鮮やかに仕上がります。ツナや鮭を合わせると、たんぱく質も補給できる心強い一品に。にんじんやコーン、油揚げなど、お好みの具材と一緒に炊き込みましょう。醤油を使用する場合は、だしを効かせて醤油の量を薄い色に仕上げると緑が映えますよ。
はさみでお好みの大きさにカットしてサッと加えることができるため、いつもの料理にも取り入れやすい豆苗。シャキシャキとした歯ごたえを楽しめるため、火を通す場合はさっと仕上げる程度がよいでしょう。1品の栄養価をアップさせるお助け食材として、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。
(Nao Kiyota)